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HP StorageWorks X510 Data Vaultレビュー(第2回) Macにも完全対応したホームサーバー

2010年12月07日 10時00分更新

HP StorageWorks X510 Data Vaultレビュー(第2回):エディトリアルデザイナー 松田タダシ
エディトリアルデザイナー 松田タダシ 長年、週アスの誌面デザインを担当していることから、Macはもちろん、ウィンドウズにも精通する稀有なデザイナー。

タイムマシンで常時バックアップ

 デザイナーという仕事柄、MacをメインPCとして使用しています。Mac OSには“タイムマシン”というバックアップ機能が装備されていて、これを使えば手軽にデータを守れる環境がつくれる……のですが、タイムマシンの保存先が問題。USBの外付けドライブではイマイチ信用できない。かといって、ミラーリングが利用できるNASだと、タイムマシンに対応しているものは意外と少ない。
 Data Vaultを選んだのは公式にタイムマシンに対応していること。そして、複数のHDDに分散保存することで、仕事のデータを守れるからです。

HP StorageWorks X510 Data Vault
HP StorageWorks X510 Data Vaultレビュー(第1回)
●直販価格 7万1400円(2TBモデル)、8万1900円(3TBモデル)
製品情報はこちら

 初めて使うMacユーザー向けの注意は、電源初投入時の初回設定だけは、ウィンドウズマシンが必要なこと。それ以降はMacからでもオーケー。ウィンドウズ版と同じMac OS用のコンソールソフトが用意されていて、ウィンドウズ版と同じ機能がフルで使用できます。

タイムマシンに対応
HP StorageWorks X510 Data Vaultレビュー(第2回):タイムマシンに対応
↑データの保存先として設定可能。データは複製保存されており安全だ。

 タイムマシンの利用設定は、プログラムをインストールすると“システム環境設定”に追加される“HP Data Vault”から実行。この環境設定の“Backup”タブでバックアップに必要な容量を“1TB”といったように指定して、あとはOS上の設定でData Vaultを保存先にするだけ。以降は自動でどんどんバックアップが作成されていくので完全にお任せです。

Web Folders 4 WHS
HP StorageWorks X510 Data Vaultレビュー(第2回):Web Folders 4 WHS
↑アドインとして追加すれば、あとはMacにインストールしたコンソールから設定可能。入手はこちらから

  また、アドインでの機能強化もMacからウィンドウズ同様行なえます。私のオススメは、Data Vault上のフォルダーをネットワークドライブとしてアクセス可能にする『Web Folder4 WHS』というアドインです。
仕事の性質上、複数の取引先と数百MB級のデータを送受信しますが、以前はファイル転送サービスを使ってやり取りしていました。体面的にいまひとつだと思うものの、自宅サーバーは管理がめんどう……と思っていたら、無料アドインの追加だけで簡単にできてしまいました。
取引先からは、サーバーURLをウィンドウズの“ネットワークプレース”として登録します。こうすると、PC内のフォルダーと同じ感覚でファイルをアップロード、ダウンロードできて便利です。

HP Directplus

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HP Data Vault キャンペーン冬

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