週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

温泉を楽しみつつラク~に&しっかり健康チェックできちゃう! 話題の“温泉ドッグ”を体験!!

2010年11月05日 18時20分更新

文● ライター遠竹智寿子 編集●相川真由美、ACCN

 福島県、『北福島医療センター』が、人間ドックと温泉の旅を組み合わせた『桃の里・温泉ドック』サービスを9月より開始。最新、最速のCT装置を使った医療設備による健康チェックと、温泉でのリフレッシュができる“温泉ドック”を早速体験してきた。

 人間ドックって“敷居が高い”、“検査が大変そう“、“そもそも病院嫌い”などの理由で、なかなか行きにくい人も多いハズ。そんなイメージを払拭し、“気楽に楽しく行ける”、“最新機器の活用でストレスの少ない検査を“というのが『桃の里・温泉ドック』の特徴だ。働き盛りの人を対象にした“クイックがん検診”、“メタボコース”、“肺がん検診”、“プレミアム乳がん検診”といったプランが用意されている。

温泉ドック1
開放的な空間が特徴的な『北福島医療センター』。検査は院内の『予防センター(写真)』にて行なわれる。

 桃の産地で有名な北福島は、新幹線等を使って首都圏から90分と意外に近い。北福島医療センターは、幹細胞移植やがん治療などの高度治療や“日帰り手術”に対応するなど、24時間救急体制が充実した病院。広々としたロビーや廊下、開放型ナースステーションなど従来の“病院“のイメージとは異なる院内で、優雅な気持ちで検査ができる。

 『桃の里・温泉ドック』は、検査料と地元の提携温泉宿(14宿から選択)の宿泊費(1泊2日、2食付き)が入って、3万8000円~と意外とリーズナブル料金設定がうれしい。

温泉ドック2
MR検査室は、癒し音楽が流れエステにでも来た気分。オランダPHILIPS社製の医療機器は億単位のお値段!

 『メタボコース(4万3000円)』では、基本検査(身体測定、血圧、腹囲、問診)、MR検査(脳MRI、MRA、頸部MRI)、腹部CT、血圧年齢測定といった検査を行なう。メタボコースと聞くと肥満検査といったイメージだったのだが、最新鋭の機器を使った高精度な検査では、心筋梗塞や脳梗塞の危険性をチェックできるので、普段、不規則な食生活や運動不足など“生活習慣病”を発症、進行させるような生活を送っている人たちには、男女問わずオススメのコース。また、前日の食事制限もなく、気楽に行く事ができる。

温泉ドック3
こちらは腹部CTスキャンに使われるGE社の『Discovery』。この最新鋭のマルチスライスCTにより、高度な肺がん検診やカテーテルを使わない心臓の検査なども行うことができる。

 東京駅を昼前に新幹線で出発し、福島駅からの移動(タクシー等)を含めて病院到着は14時頃。何よりも、待ち時間なく検査が進むのがいい! 最新最速のCT装置やハイレベルな画像診断検査などを導入しているため検査時間が短縮され、想像以上に短い時間で済む。プランによって異なるが、メタボコースで1時間程。その場で分かる結果報告と健康指導を受け、改めて後日DVD付きで詳細結果が送られてくる。夕方には、温泉宿に向かい、あとは自由行動!  のんびり温泉につかり、日ごろ溜まった疲れを癒すのみだ。

温泉ドック4
『温泉ドック』提携先の14宿の一つ秘湯の温泉宿『ひげの家』。ここは、14部屋とアットホームな宿で、読者などしながらのんびり過ごしたい人に最適。
温泉ドック5
福島の四季折々の自然が楽しめる露天風呂。硫黄泉の源泉かけ流しの湯に24時間入ることができる。

 宿泊宿は、飯坂温泉、土湯温泉、高湯温泉の3つ、14宿から好みに合わせて選べる。今回宿泊したのは、磐梯朝日国立公園内にある高湯温泉『ひげの家』。豊富な源泉かけ流しと、料理が評判の宿だ。夫婦やカップル、またひとり客など、すでに“温泉ドック”のお客さんも何組か訪れているそう。この冬には体の静養も兼ねて温泉ドックで健康チェックをしてみては!?

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう