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TIF 2010 レポート (2) さくら学院からわたチューまで、ジュニアアイドルに熱狂!

2010年08月14日 13時12分更新

 8月7~8日に東京・品川で開催されたアイドルの夏フェスこと『TIF 2010』。40組以上の女性アイドルグループが出場するなか、熱い注目を浴びたステージのひとつが“Youthful IDOL SHOW”だ。

 同ステージではローティーンのメンバーで編成されたグループが5組登場。その若さによるフレッシュさはもちろん、若いからと言え決して未熟ではない完成度の高いステージに、満場のファンは熱狂していた。

さくら学院

 結成後初のライブを TIF 2010 で行なうとあって、初物好きのファンから大きな注目を浴びていた『さくら学院』。7日午前のステージが本当の初披露だったが、TIF 2010 のオープニングライブと時間が重なっていたことから、夕方のステージで彼女たちを初見したファンが多かったようだ。

 結成間もないこともあって披露できる曲こそ少なかったものの、パフォーマンスは十分完成の域に達しており、多くのファンをうならせていた。中等部と小等部で背丈がかなり違うのもむしろアクセントとなり、見ごたえのあるステージが展開された。

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Youthful IDOL SHOW のトップバッターとして登場した『さくら学院』。
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ホールステージで開催された Youthful IDOL SHOW には、満員の観客が詰めかけた。さくら学院をはじめ、TIF 2010 がお披露目となるグループへの期待の高さだ。
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事実上の初ステージながら、ステージ全体を使ったフォーメーションも的確で、この日に合わせてキッチリと仕上げてきたことがわかる。
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白を基調とした小等部と、紺を基調とした中等部。その色分けがアクセントとなり、ステージに立体感を生み出していた。
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大人びたルックスのメンバーが多い中等部に対し、小等部はハツラツとした元気さが魅力。こんな動きからもメンバーがステージを楽しんでいる気持ちが伝わってくる。
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ステージ終盤にはEXILE風のグルグルも披露! 制服を基調としたコスチュームながら、大きな動きで魅せていたのはうれしい驚きだ。

みにちあベアーズ

 話題の小学生チアリーディングチームが TIF 2010 に登場。最年少メンバーが小学校3年生という超フレッシュぶりには、観客席からも「おおーっ!」という声が挙がっていた。

 いっぽうでそのチアリーディングぶりはしっかりしており、観客は二重の驚きに包まれていた。ステージ以外でも、会場内を移動するとき歌を歌ったり掛け声を出しながら行進する姿は、暑さにゲンナリする来場者の心を和ませていたようだ。

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明らかに小学生とわかるルックスに、会場がどよめいた『みにちあベアーズ』。だが統制のとれたチアリーディングぶりには、客席から感心する声が漏れていた。
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片手にポンポン、もう片手にマイクをもってのパフォーマンスは、実は珍しいかも。それにしても手にもっているマイクが大きく見える。ちなみに最少メンバーは 114cm !
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チアリーディングが基本と思いきや、きっちり歌を聴かせる場面もあり、しっかりとトレーニングを積んでいるようだ。
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小学生ながら、観客をあおるパフォーマンスは中学生のお姉さんグループ顔負け。けっこう大人びたルックスの斎藤夏鈴ちゃんは9歳です。
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途中から後列のメンバーがプラカードをもってのパフォーマンスを披露。このプラカード、裏側にはちゃんと「ベアーズ☆」と書いてありました。
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最後はオフィシャルのうちわを手にしての決めポーズでフィニッシュ。このあと、物販ブースでうちわを購入したファンも多いはず。

私立恵比寿中学

 みにちあベアーズのお姉さんにあたる、中学生ユニット。実際、一部のメンバーはみにちあベアーズの卒業生だ。こちらはすでに数多くのステージをこなしているだけあり、ダンスや歌も完成度が高い。

 本ステージではオリジナル曲のほか、おニャン子クラブの『真っ赤な自転車』などをカバー。総勢12人の大所帯のため、途中で“保健係”と“黒板係”の2班に分かれ、それぞれがステージを務める場面もあった。

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みにちあベアーズのお姉さん組にあたる『私立恵比寿中学』。こうやって並べてみると、小学生と中学生ってずいぶん違うんですね。
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すでに数々のステージをこなしているだけあって、パフォーマンスも最初から飛ばしていた。こちらはきっちりアイドルとしての動き。
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見よ、このジャンプ力! まだカラダが軽いぶん、跳躍系のパフォーマンスにもハイティーンとはまた違う迫力がある。
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曲の合間のトークもお手の物。しっかりと固定ファンがついており、客席からは個別メンバーへの声援も飛んでいた。
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ダンスも全員で統一した振りつけのみならず、ドラマ性をもたせた見ごたえのあるパフォーマンスを繰り広げていた。
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ビシッと決めたエンディング。完成度の高いステージにファンからの声援もひときわ高かった。

アイドリング!!! 4th Unit

 アイドリング!!!からは、今年4月にデビューしたばかりの4期生5人によるユニットが初登場。番組ではまだ先輩たちの勢いに気圧されがちの5人がどんなステージを見せるかに注目が集まったが、いい意味で期待を裏切る弾けっぷりを披露してくれた。

 なかでも、25号・後藤郁と26号・尾島知佳が他のメンバーとそん色のないキレのあるダンスを見せたのはうれしい驚き。もちろんダンスの得意な22号・倉田瑠夏、物怖じしない明るさをもつ23号・伊藤祐奈、笑顔を絶やさず張り切る24号・野元愛もそれぞれの魅力を存分に発揮し、ファンを魅了していた。

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アイドリング!!!4期生だけによるユニット。品はちライブや番組収録で場数を踏んでいるだけあって、初お披露目とは思えない貫録を感じさせたのはさすが。
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1曲目は『目には青葉 山ホトトギス 初恋』。客席での曲の浸透度はさすがにこの日一番だった。冒頭の『ドゥドゥ ドゥドゥ』も5人だけで歌っているとは思えない厚みを感じさせた。
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ふだんは控えめな25号・後藤が、この日はかなりの弾けっぷりを見せた。先輩のいない状況で4期生5人が生み出す化学反応は、予想以上に激しかったようだ。
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2曲目はまさかの『学園天国』。ノリが命の曲だが、デビュー4ヵ月とは思えない自信に満ちた表情で観客をのせ、客席をきっちりと盛り上げていた。
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最後は『ガンバレ乙女(笑)』。1期生から大事に歌い継がれている代表曲を、曲のもつパワーに負けることなく歌いこなしていた。
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観客からの声援に応える4期生たち。まるで最初からこの5人で組んだグループのように思えてくるから不思議だ。鍵盤をモチーフとしたネクタイも可愛らしい。

わたチュー

 トリを飾ったのは、ワタナベガールズの中学生3人で結成された新ユニットの『わたチュー』(※正式な表記は“チュー”の前にハートマークが入る)。彼女たちも今回のステージが初披露とあって、ファンの期待が否が応にも高まっていることが観客席からの熱気として伝わってきた。

 印象的だったのは、アイドリング!!!21号としても活躍する橋本楓。アイドリング!!!では最年少の彼女が、わたチューではユニットをリードする立場としての存在感を見せていた。もちろん高橋胡桃と平山佳奈の2人も橋本を引き立たせるサイドとしてではなく、それぞれの魅力を存分に発揮しており、ユニットの将来性を存分に感じさせてくれた。

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こちらも話題の新ユニット『わたチュー』。3人ともスラッとしたスタイルのためか、中学生ユニットにも関わらず大人っぽく見える。
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圧倒的な存在感を見せる橋本楓。アイドリング!!!で見せるお茶目なキャラとは異なり、わたチューでは完全に正統派のアイドルだ。
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いっぽうの高橋(左)と平山も、橋本としっかりわたり合うパフォーマンスを見せ、トライアングルユニットとしての完成度を示した。
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両手で作る「 W 」は、わたチューのオリジナルポーズ。W で“わた”を示したら……。
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ハートマークをつくって締め。ハート=チューということらしい。
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最後にサプライズゲストとして、ひぃちゃんこと三宅ひとみが登場。ワタナベガールズの先輩としてわたチューポーズを考えてあげたのだとか。

TOKYO IDOL FESTIVAL 2010 @ Shinagawa
http://www.tif2010.com/

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