第44回スーパーボウルの現地情報をお伝えするこのレポート。今回は、シャトルバスのドライバーさんから面白いエピソードを聞くことができたので、ご紹介しましょう。
マイアミ地区の大手観光バス会社に勤務するジェフさんは、リゾート地として知られるウェストパームビーチに在住。スーパーボウルの期間中は朝7時からの運行に間に合わせるため、早朝から出勤します。
フリーウェイをひた走るシャトルバス。バスのサイズは20人乗り程度の小型から60人乗りの大型までさまざま。 |
そしてこの日の出勤時刻は3時35分! 朝というより、むしろ深夜に近そうな時間です。出勤したら、各バスに備え付けてあるチェック簿を見て、前日の担当ドライバーからの申し送りを確認。それから15分ほどかけて、トイレや灯火を中心にチェックしてまわります。
すべてのチェックが済んだシャトルバスは一ヵ所に集められ、専門の職員によるセキュリティーチェックを受けるのだとか。チェックの際、ドライバーは車体に指一本触れてはいけません。このチェックが完了して初めて、営業運転に入れるというわけです。
大型バスにはけっこう立派なトイレが完備されている。危険物の格好の隠し場所なので、厳重なチェックが求められる。 |
「以前はこんなにセキュリティーが厳しくありませんでした。今でも毎年毎年、少しずつ厳しくなっています」(ジェフさん)
そのジェフさんは試合当日、選手の家族や友人をスタジアムに送り届けるシャトルバスを担当するそうです。約1000人が20台のバスに分乗するそうですから、かなりの規模ですね。
お話を伺ったジェフさん。スーパーボウルを担当するドライバーの審査も、年々厳しくなっているという。 |
では当日、ジェフさんはコルツとセインツ、どちらを応援するんでしょうか?
「実は、私はインディアナポリス出身なんです。だからもちろん、コルツを応援します。フットボールはチェスに似ており、(コルツQBの)マニングはとても広い視野を持っています。おそらく世間の予想どおり、コルツが勝つでしょうね」
ところがジェフさんは、セインツも応援しているのだとか、
「(セインツQBの)ブリーズは、インディアナ州にあるパーデュー大学の出身です。インディアナポリスから大学のあるウェスト・ラファイエットまでは100kmしかなく、隣町のようなものです」
記者会見で笑顔を見せるセインツQBドリュー・ブリーズ。学業とスポーツの両方で優秀な成績を修め、年間約25人のみが対象の“アカデミック・オールアメリカ”の1stチームに選出された経験をもつ。 |
「また、私が以前通っていた教会に、大学でブリーズと一緒にプレーしていたWRの男性も一緒に通っていました。彼はパーデュー大学がローズボウル出場を決めた試合で、決勝点となるTDパスをブリーズからレシーブしたのです。その彼をよく知っているので、実は複雑な気持ちなんですよ」
※注:おそらく2000年11月18日の対インディアナ大学戦と思われる。
そんなジェフさんの予想は、5点差程度でコルツの勝利。この予想が当たるか当たらないか、ともかく素晴らしい試合を期待したいものです。
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