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RTSの名作『Age of Empires III』が完全版になって復活!

2009年11月11日 00時00分更新

Age of Empires III : Complete Collection:タイトルロゴ

 

 『Age of Empires III』と2つの拡張パックがセットで登場

 リアルタイムストラテジーゲーム(以下、RTS)の名作『Age of Empires III』がふたつの拡張パックと一緒になって完全版として発売される。Age of Empireでの8つのヨーロッパ列強、拡張パック『ザ ウォーチーフ』で追加されたアメリカ先住民3部族、拡張パック『アジアの覇王』での日本、中国、インドのアジア3文明、のあわせて14の文明をこの『Age of Empires III : Complete Collection』1本で楽しめるのだ。

Age of Empires III : Complete Collection:行軍中に突然敵と遭遇
行軍中に突然敵と遭遇して戦闘に突入するのはRTSならでは。

  Age of Empiresは、1997年にアメリカで発売されて以来、世界的に大ヒットしたRTSの草分け的な存在。本作はそのシリーズ3作目となるが、リアルタイムに進行する状況に対応しつつ、自らの文明を発展させながら、兵士や兵器などに指示を与えて他文明の制圧を目指すというゲームの基本は変わらない。

Age of Empires III : Complete Collection:爽快感が本作の魅力
多数のユニットがプレイヤーの指示にしたがってグリグリと動く。この爽快感が本作の魅力。

 

魅力あふれるユニットを操って覇者を目指す

 Age of Empires III の特徴の一つとして“時代”という概念の存在があげられる。文明を繁栄させると新しい時代に移ることができ、その結果さまざまな新技術を獲得し、新しい兵器に発展させることが可能になっている。

Age of Empires III : Complete Collection:ユニットや建物も進化
文明を繁栄させ、時代を進化させれば、ユニットや建物も進化する。

  また、各文明ごとに設定された特徴的なユニットの存在も本作の魅力のひとつだ。文明ごとに設定されたユニットをいかに戦略的に動かしていくかで、ゲームの進行がガラリと変わる。とりわけ、本作に含まれる拡張パック『アジアの覇王』では、日本や中国、インドといった馴染み深いアジアのユニットが登場するため、より強い思い入れを持ってプレイできるはずだ。

Age of Empires III : Complete Collection:戦国大名
日本を選べば、伊達政宗など戦国大名を操作可能。キャンペーンでは、徳川家康も登場。
Age of Empires III : Complete Collection:インドでは象兵が登場
インドでは象兵が登場。巨大な体で敵を押し潰すさまは圧巻だ。
Age of Empires III : Complete Collection:アメリカ先住民族のファイアーピット
アメリカ先住民族はファイアーピットと呼ばれる炎を囲む儀式により強化される。

  また、多彩な戦略性も本作の楽しみのひとつ。入植者ユニットを多めに生産し、食料や木材、金貨などの物資を集め、内政の充実を図るか、強力な兵器ユニットを急いで生産し、早い段階から敵対する文明を攻めるかなど、プレイヤーの進め方次第で、ゲームの進行が大きく変化する。

 その戦略性にさらに彩りを与えるのが、母国である“ホームシティ”の存在だ。ホームシティからは各時代に応じて、開拓中の植民地への支援が行える。支援内容は“物資の支援”や“兵器ユニットの支援”といった“カード”を選んで行う。プレイを重ねるごとに、ホームシティはレベルアップしていき、どのようなカードをどの時代に使うかといった設定を、“デッキ”を構築することで実現している。

 

 今だからこそ Age of Empires III を楽しみたい

 Age of EmpiresⅢの最初の発売は2006年。美しいグラフィックスやゲーム内の兵器・兵士などの動きを緻密に計算する物理エンジンなどが盛り込まれた結果、当時では最高峰のスペックを誇るパソコンでなければ、このゲームの醍醐味を充分に味わえなかった。これまでの Age of Empire シリーズを楽しんできたユーザーの中には、持っているパソコンの性能が足りなかったため、涙を飲んでプレイを諦めた人も少なくなかった。しかし、ふたつの拡張パックの発売を経て、このコンプリートエディションが登場するまでに、パソコン自体が大幅な性能の向上をした。

 そのため、現在の標準的なスペックのパソコンでも、このゲームを満喫できるようになっている。話題のWindows 7がプリインストールされた最新パソコンならば、より快適に楽しめることだろう。パソコンのゲームは敷居が高いと感じている人も少なくないが、本作ではそういった心配は杞憂だ。

 

Age of Empires III : Complete Collection:ノートPCで起動
パソコンの性能アップに伴い、今ならノートPCでも手軽にプレイできる。
Age of Empires III : Complete Collection:大型ワイドモニターで楽しむ
大型ワイドモニターなら、美しく迫力ある映像をさらに楽しめる。

  また、本作には“チュートリアル”という、ゲームの操作方法や進め方をやさしく教えてくれるモードがある。このモードでしっかり遊び方を把握すれば、RTSを初めてプレイする人でも戸惑うことはないだろう。

Age of Empires III : Complete Collection:チュートリアルで安心
チュートリアルでゲームの進め方をやさしく解説。初めての人でも安心。

  本作には、文明やマップを自由に選べる“スカーミッシュ”モードに加え、シナリオに沿ってゲームを進める“キャンペーン”モードが3本、さらにインターネットを使った多人数でのプレイも可能になっている。全14文明に加え、これらの多彩なゲームモードで遊び応えのある一本になっている。

 

Age of Empires III : Complete Collection:パッケージ

 ■スペック

【タイトル】
Age of Empires III : Complete Collection 

【実勢価格】
9,870円

【対応OS】
Microsoft Windows(R) XP日本語版、Microsoft Windows Vista(R)日本語版
※Microsoft Windows(R) 7での動作検証済

【推奨スペック】
CPU:Intel Core 2 Duo以上(最低Penteium4 1.4GHz以上)
解像度:1024x768ドット以上、65536 色以上 (16ビット) 以上
グラフィック/サウンド:ビデオ メモリ 128MB 以上 (最低64MB以上)
DirectX 9.0c 以上対応のビデオカード/サウンドカード

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