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ヌルヌル動くというのはこのこと、240Hzゲーミングディスプレー「G274QPX」レビュー

2024年05月14日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 

 エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から、コスパに優れたGシリーズの新モデル「G274QPX」が発売された。高画質と高速応答を両立した次世代IPSパネルを採用したゲーミングディスプレーだ。WQHD(2560×1440ドット)という解像度ながら、リフレッシュレートは最大240Hzで応答速度は1ms(GTG)という、ゲーミングディスプレーとしてはハイパフォーマンスなモデルとなっている。今回、試用機をお借りできたので、さっそくレビューしていきたい。

240Hz駆動/1msの次世代RAPID IPSパネルを採用

MSIのゲーミングディスプレー「G274QPX」。実売価格は5万9800円前後

 まずは、スペックから見ていこう。高画質と高速応答を両立させた27インチのRAPID IPSパネルを採用し、解像度はWQHD(2560×1440ドット)。高画質面では、最大表示色が約10億7300万色で、色域のカバー率は、sRGBが99%、AdobeRGBが97%、DCI-P3カバー率が98%と非常に高く、クリエイティブ作業でも十分に利用できるレベルだ。また、輝度は400nitとDisplayHDR 400に対応するので、色鮮やかで肉眼に近いリアルな表現が可能である。

クリエイティブな作業にも耐えうる広色域

 高速応答面では、リフレッシュレートが最大240Hzで応答速度は1ms(GTG)と、これまで紹介してきた製品と比べてもハイパフォーマンスなモデルとなっている。ちなみに、240Hzは約0.004秒に1回画面が書き換わり、GTGの1msは0.001秒なので、240Hz駆動でプレイしても理論上残像感なく動作することになる。

 外観は、上部と左右がベゼルレス仕様で、設置時の調整機構はスイベルが左右45°、チルトが-5°~20°、高さが最大130mm、ピボットが左右90°となっている。可動範囲が大きいので、自分のプレイスタイルに合わせてディスプレーを設置できるはずだ。

スイベルは、左右45°と振り幅は広い

チルトは-5°~20°

高さは最大130mmと調整幅は大きい

ピボットは左右90°。スリムベゼル側で合わせれば、2面並べて大画面化も可能

 ゲーミング機能としては、対応グラフィックスボードと組み合わせて使用することで、カクつきやティアリングを抑制する「G-SYNC Compatible」に対応。暗部の視認性をよくする「ナイトビジョン」機能も搭載する。これによりなめらかな映像でかつ暗い場所での敵を見つけやすくしてくれる。

OSDの画面でナイトビジョン機能の有効が可能。AIにすれば、映像で暗い部分のみを明るくしてくれる

OSDの操作は、MSIおなじみのスティックタイプのナビキー。この操作性を上回るものはないと言っても過言ではない

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