テレワーク時代のノートPCスペックを考える
コロナ禍を経て、さまざまな企業でテレワークの導入が進んだ。ノートPCの活用がこれまで以上に重要になっているが、ノートパソコンに求められるスペック自体も少しずつ変化している点を意識しているだろうか?
特に重要となるのが、Teamsなどのウェブ会議に関連した機能だ。マイクやスピーカーは昔からノートパソコンに搭載されていたが、あまり重視されてこなかった。しかし最近では、ウェブ会議に限らず、配信やゲームといった分野でも重要なスペックになりつつある。
また、ハードの高性能化だけでなく、ソフトの進化もポイントだ。AIを活用したノイズキャンセリング機能は快適にウェブ会議を進めていくに当たり、いまや必須の機能と言ってもいいかもしれない。
加えて、ウェブ会議では音声の途切れが非常に問題となる。動画や音楽のストリーミング再生ではバッファリングすることで音声の途切れを軽減できるが、通話はリアルタイムの処理だ。高負荷で確実な処理を、長時間に渡って続けないといけない。余裕のあるCPU性能や十分な容量のメモリーといったリソースが必要なうえ、常時通信をするため電力消費も高くなる。バッテリー駆動時間や冷却性能といった要素にも注目しておきたい。
こうした昨今のビジネス事情を踏まえつつ、今後ますます主流となっていくであろうハイブリッドワーク時代に求められるパソコンの性能の基準はどうなるのか? 「VAIO SX14」を使って検証した。
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