1992年のThinkPad 700Cからちょうど25年
ThinkPad 生誕25周年モデル発表速報! なつかしの7列キーボードに3色ロゴで限定1000台!!
レノボは10月5日にThinkPadの生誕25周年モデルとして「ThinkPad 25」を発表、10月6日より販売を開始する.
ThinkPadは1992年にIBMが「700C」を世界向けに発表した.今年でちょうど25周年ということで企画された記念モデルがThinkPad 25で、日本向けは限定で1000台のみとなっている.
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スペシャル化粧箱に
デビッド・ヒル氏のブックレットつき
ThinkPad25は特製の化粧箱に入っている.フタを開けて、観音トビラを開くと、上にスススッと上がってくる仕掛けで、まず、目に飛び込むのは、レノボのデビッド・ヒル氏によるブックレットだ.同氏はレノボの前チーフデザインオフィサーでIBM時代からThinkPadのデザインにかかわってきた人物.ブックレットの下には、おなじみトラックポイントのキャップが3つ並ぶ、ファンを泣かせる設定である.
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化粧箱の上面には黒地に黒文字で25のプリントが!
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上ブタをとると、観音開きのトビラが出現する.
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トビラを開くとグググッと中身が持ち上がってくるしくみ.
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ブックレットは英語だが、グラフィカルでカッコいいのである.
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おなじみトラックポイントのキャップは3形体ついてくる
ブックレットの乗った箱を取り出すと、その下にThinkPad25が現れる.基本設計は海外モデルのT470をベースにしたものだが、キーボードと外観デザインはオリジナルだ.
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上の箱を取り出すと、ようやくThinkPad25の本体が現れる.
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こちら日本語モデルの全体像.キーボードの右手前にロゴが入っている.
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天版にのロゴもPadの文字が3色になっていて、もちろん「i」の点の部分は赤く光る.
日本で発売となるのは、コアi7-7500U(2.7GHz)にメモリ16GB、SSDは512GBを搭載しており、ディスプレイは14型フルHD(1920×1080ドット)IPS液晶でノングレア・タッチ対応である.
ビデオチップにはNVIDIAのGeForce 940MXを搭載し2GBのVRAMを積む.インターフェイスは有線LANに4-in-1メディアカードリーダー、HDMIに、USB3.0のType-A×3に3.1のType-C×1、底面にはドッキングコネクターを搭載する.
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本体右側にはSDカードスロット、有線LAN、Type-A×2とHDMI、イヤホン端子が並ぶ
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左側にはおなじみ四角形の電源端子とType-A、Type-Cと排気口がある.
なつかしの7列キーボードに
スペシャル・ロゴ
キーボードはフルサイズの7列で、日本モデルはJIS配列の94キー.トラックポイントとクリックパッドも搭載する.Enterキーはブルーに塗装されており、ThinkPadのロゴは、25年前のIBMロゴと同じく、赤緑青の3色が取り込まれている.
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こちらが日本語キーボード.最上段左上のESCと右寄りのDeleteキーが大きい.日本では英語キーボードは選択できない.
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英語キーボードも上2段は同じ配列.メインキーはEnterが横長でスペースバーも長い.日本以外は欧・米・アジアすべてこの配列で発売する.
バッテリーは3セルを内蔵し、セカンドバッテリーとして3セルが取り外し可能で、JEITA2.0による駆動時間は約6.5時間、パワーオフでの充電時間は3.8時間である.本体のサイズは336.6×232.5×33.2ミリで重量は約1.69キロ.
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内蔵とは別に取り外し可能なセカンドバッテリーはいまや珍しいがThinkPadの象徴でもある.
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日本だけのオマケがこの人工皮革のケースと内藤さんからの感謝状だ.
さらに日本向けモデルには、スペシャルソフトインナーケースを同梱.東レのウルトラスエードを使った、手触りのとてもいいもので、さらにThinkPadの生みの親である内藤在正氏(現レノボ・ジャパン 取締役副社長)による「感謝状」も添えられている.
価格は17万9500円(税抜)で10月20日より出荷開始の予定である.
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キートップは四角形でとても打ちやすい.
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キーボード左上には、専用の音量ボタンとその上には誇らしく25周年のロゴがプリントされている.
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日本の弁当箱をヒントとしてリチャード・サッパーがデザインし、大和研究所が設計した最初のThinkPad 700Cは1992年10月5日に発表された.CPUは486の25MHzでメモリは16MB、HDDは120MBにフロッピーディスクドライブも内蔵.ディスプレイは10.4型のVGA(640×480ドット)カラー表示.サイズは297.2×210.8×55.9ミリで重量は3.5キロあった.
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