「みんなの食卓でありたい。」牛めしの松屋さんでおなじみのフレーズです。松屋というと「ごろごろ煮込みチキンカレー」など魅力的なメニューが多々ある中で、私はメインではないですが、サイドの「豚汁」がけっこう好きだったりします。
豚汁、具だくさんで温まるんですよね。冬に登場する「チゲ」もそうですが、松屋の汁ものはレベルが高い気がしています。
松屋に「参鶏湯風スープ」初登場!
そんな松屋に新しく登場したのは、「参鶏湯(サムゲタン)風スープ」。豚汁同様、汁ものメニューです。
5月7日発売の「元祖旨辛焼き牛めし」と同時に販売開始となりました。参鶏湯風スープと一緒に楽しめる「元祖旨辛焼き牛めし参鶏湯風スープセット」が用意されていたので、食べてみましたよ。
「これって参鶏湯?」と一瞬戸惑うけれど
参鶏湯風スープを飲んだ最初の感想は「参鶏湯ってこんな味だったっけ?」 いや、ダメだと否定しているのではなく、本当にわからなくなっちゃったんです。
そもそも参鶏湯ってなんだったっけ? と。参鶏湯とは丸鶏に様々な具材を詰めて煮込んだ、韓国の汁もの料理のこと。かつて韓国料理屋さんで食べた感じとしては、まろやかな滋味あふれる鶏出汁スープだったような気がします。
松屋の参鶏湯風スープも鶏出汁風味がきいています。さらに、塩気がしっかり。そこに、コショウもピリッときいて、ひと口目から味が濃さを感じられます。
だからでしょう。参鶏湯というより、もうちょっとわかりやすい味。私の体験でいうと、給食で出てきた、鶏出汁の肉団子スープとか、ファミレスのスープバーにあるような鶏出汁の中華スープあたりに重なりました。
最初のひと口こそ、「参鶏湯?」と戸惑いましたが、あくまで「風」だとわかると、味がはっきりしていて、食べ(飲み)応えがあるので、けっこうアリ!
スープはトロリとした粘度があって、コショウの刺激が後をひきます。具だくさんなのもうれしいポイント。鶏肉はもちろん、豆腐、椎茸、大根、人参など具がゴロゴロ。椎茸は豚汁にはない具材で目新しいですね。
おそらく、松屋のみそ汁をベースにポーションを加えて作っていると想像しますが、豚汁とは全然別物に仕上がっているのがスゴイ。
豚汁は、豚肉の脂や甘味が特徴なのに対して、参鶏湯風スープはコショウの風味で後味がキリッとしている、これからの季節にも食が進みやすいでしょう。
結論からいうと、参鶏湯風スープはとてもおいしかったです。味が濃いのも印象に残ってクセになりそう!
豚汁が210円なのに対して参鶏湯風スープは290円。ちょっとお高めではありますが、その分、具だくさんで、メインに負けずと劣らないくらいの存在感があります。「牛めしだけじゃもの足りないかも」と、お腹にたまるものをプラスしたい時などに良さそうです。
参鶏湯風スープは、発売時期こそはっきりしていませんが、特にレギュラーとはうたっていないため、期間限定でなくなってしまう可能性があります。
個人的には、参鶏湯風スープもレギュラーに加わり、豚汁と並ぶ松屋の二大スープになってほしいと願うばかり!
「元祖旨辛焼き牛めし」も販売中!
参鶏湯風スープとセットメニューがある「元祖旨辛焼き牛めし」は、焼いた牛肉に焼肉のタレのような甘辛いタレを絡ませて半熟玉子をのせた一杯。
牛肉は厚めで、しっかりした噛み応えです。焼肉の味わいを丼で楽しみたい時にハマります。
いつもの牛めしより食べ応えがあって、味付けも全然違いますよ。こちらも、時期が来たらなくなってしまうと思われますので、気になる人はお早めに!
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