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量はちょっと物足りないけど、味は確か!

【ウマイ】ローソンにあの「吉村家」の冷凍麺! このクオリティが家で味わえるのは夢のよう

2024年04月30日 17時30分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

GW、家で手軽に冷凍ラーメンを!

 ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。みなさんはGWをいかがお過ごしでしょうか。私、ナベコは遠出をするでもなく、近所の公園に出かけてポケ~ッと蟻を眺めています。蟻さんは休むことなく働いてえらいな……。

 さて、お家でも楽しめるコンビニグルメを紹介。最近、「冷凍食品はうまい」というのが当たり前になってきていますが、ローソンから注目の冷食が登場しましたよ。

「吉村家」から初、簡単調理の冷凍レンジ麺

ローソンで4月30日発売(東日本先行)

 ローソンは冷凍レンジ麺商品として「家系総本山吉村家監修 豚骨醤油ラーメン」を東日本エリアで4月30日に販売開始しました。

 横浜から広まった「家系」ラーメンの元祖である「家系総本山 吉村家」の味を冷凍食品で再現した商品。容器付き冷凍レンジ麺は、吉村家としても今回が初めてだそうです。

 まずは基本情報をチェックしていきましょう。

ローソン
「家系総本山吉村家監修 豚骨醤油ラーメン」
発売日:北海道・東北・関東エリア4月30日発売(その他のエリアは6月24日発予定)
価格:516円
カロリー:434kcal(1食413gあたり)
製造メーカー:キンレイ


 ローソンではこれまでに、吉村家監監修商品としてカップ麺・チルド調理麺をを発売してきた実績がありますが、冷凍レンジ麺は初めて。

 そこで、イチから開発したということで、商品化決定から発売に至るまで、およそ1年を費やしています。監修の過程では、ローソンの開発担当者が吉村家の店舗へ50回も通い、試作回数は100回を超えたそうです。

食べてみました!

にんにく酢、焼きのりの小袋が入っています

 外袋を開けて、さらに透明な内袋を剥がすと、別添えの小袋が2つ(にんにく酢、焼きのり)が入っています。

500wの場合8分50秒

 内袋と小袋を取り除いた上で、容器ごと電子レンジで加熱。時間の目安は500wで8分50秒、600wで約7分30秒です。

 加熱後は熱くなっているので、取り出す時には容器の取っ手のあたりを持つようにしましょう。

表面が脂できらきら光っていますね!

 電子レンジを開けた瞬間から、豚骨の濃厚な香りと醤油の香ばしさが漂います。

 具材は、チャーシュー、ほうれん草。

のりは後のせ

 仕上げに、小袋に入ったのりを自分でトッピングします。

家系らしい見た目!

 のりは3枚入っていました。容器に立てかけるようにトッピングすると、「家系」の見た目にグッと近づきますね。

「濃い」です!

 スープをすすると、一口目からガツンときます。豚骨や鶏油の風味が複雑に絡み合った、濃厚な醤油スープ。

 深みがあって、インパクト大。吉村家らしく、塩味もかなり濃いのに、キリッしていて後味は引き締まる印象です。

 ローソン担当者によると、カエシに肉感のある風味を付与することで吉村家のスープらしいチャーシューの溶け出した風味を表現したり、糖類にメイラード反応を施して(加熱による化学変化)、スープを煮詰めた熟成感・コクを出したりなど、細やかな工夫をしているそうです。

スープにこだわりあり

 さらに、このようなラーメン商品には、「豚エキス」といった、あらかじめ旨みを抽出したエキスを使用することが多いですが、今回の商品にはそれだけではなく、ローソンの工場で豚頭・豚肉を炊き出して使用するこだわりよう。

 また、吉村家で使用しているヤ本醸造ヤマサしょうゆも使用しています(醤油全体の中で75%程度)。

 結果、かなり旨みが濃い仕上がりに。もちろん、お店で作るラーメンと工場で作るものは根本から違うため、脂が違うとか、ダイナミックさが違うとか、いろいろありますが、味のバランスとしてはかなり近いものになっています。

丸みがある中太麺

 麺は中太のストレート麺。吉村家では「酒井製麺」の麺を使用していますが、それとは異なるようです。

 とはいえ、なかなかに健闘しています。吉村家の丸みを帯びた形状に近づけるために、専用の切刃を開発したんだとか。ムチッとした弾力があって、がんばっている。

チャーシューは脂がのってます

 具材のチャーシューはしっかりと醤油で味付けされています。テリッとした脂がのっていますね。厚みはどうしてもお店のものに敵わないけれど……、こればかりは仕方ありませんね。

「にんにく酢」で味変

 ポイントは別添えの「にんにく酢」。吉村家では卓上に酢やニンニクなどを置いているので、お店と同様に味変できしていいよ、ということでしょう。

 途中からにんにく酢を加えてみると、にんにくの香りがさらに立ち、酢でコクが足され、ヤミツキ感が増しました!本能が喜ぶおいしさです!!

 残念な点としてはボリューム。冷凍食品とは思えないクオリティで、喜んですすっていくと、あっという間になくなってしまいます。

内容量413gと個人的にはちょっと物足りない……

 内容量はスープ込みで413g。お店の重量はわかりませんが、体感的に2/3か半分くらいのボリューム感でした。

 食べきってしまうのが名残惜しくなっちゃう……! お腹をしっかり膨らましたい人は、残りのスープに入れるご飯を用意しておいたほうがいいかもしれません。

違和感なくウマイ!クオリティ高い味

 吉村家の冷凍レンジ麺は今回が初めてということですが、ひと口目から「あ、お店みたい」と素直に頷ける、違和感ない味わいでした! お店に足を運ぶのは億劫だけど、本格的なラーメンを食べたいという時に間違いないでしょう。

もっと食べたくなっちゃう!

 実際食べてみて、あえて注文をつけたくなったのはボリュームの一点ですが、「ラーメンを食べたいけどカロリーが気になる」という場合には、1食434kcalに抑えられるのでいいかも。

 また、お酒の〆や夜食にもちょうどいいボリュームだと思われます。タイミングを逃してしまったお昼など、軽食感覚で食べるのにも適度ですよ。

 ああ、でも! おいしいゆえに「もっと量を食べたい」と欲してしまうところが歯がゆいです。それくらいヤミツキになりますので、気になる人はお試しを。

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ナベコ

酒好きご飯好きのライター、編集者。
♪アスキーグルメでおいしい情報発信中♪

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