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Core Ultra 7&OLED搭載で極上体験! 14型のAIノート「Swift Go 14 SFG14-73」を試す

2024年04月04日 15時00分更新

インテル Core Ultra 7 155Hプロセッサーのパワーでマルチタスクや動画編集などが快適!

 CPUは最新のインテル Core Ultra 7 155Hプロセッサーを採用している。AI専用エンジンのNPU(インテル AI Boost)が内蔵されていることもあって、ローカルで高速なAI処理を行なえる。CPUや内蔵GPU(インテル Arc Graphics)のパフォーマンスも大きく向上しており、PC40年の歴史で最大の変革ともいわれているプロセッサーだ。

 そこで、実際にどのくらいのパフォーマンスがあるのか、いくつかベンチマークテストを実施して性能を測ってみることにした(なお、今回は試作機で評価しており、製品版では結果が異なる場合があるのであくまでも参考程度に留めてほしい)。

 まず『CINEBENCH R23』を実施したところ、マルチコアが「16821pts」、シングルコアが「1783pts」となった。また「CINEBENCH R24」ではマルチコアが「927pts」、シングルコアが「107pts」という結果だった。ベースパワー(PBP)が同じ前世代のCore i7-1360Pと比べると6割以上高速で、より大電力のCore i7-13700Hに迫るスコアだ。

CINEBENCH R23の結果

CINEBENCH R24の結果

 続いて、PCの総合的な性能をチェックするためベンチマークソフト『PCMark 10』を実施してみたところ、次のようになった。

PCMark 10では、基本性能を示すEssentials、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivity、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationのいずれもが快適さの目安を大きく上回っていた

PCMark 10スコア
総合スコア 7546
Essentials 11074
Productivity 10582
Digital Content Creation 9951

 快適さの目安とされる数値は、基本性能を示す「Essentials」が4100以上、ビジネスアプリのパフォーマンスを示す「Productivity」が4500以上、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示す「Digital Content Creation」が3450以上となっているが、そのいずれも大きく上回っている。ビジネス向けの文書作成だけでなく、画像・動画編集などのクリエイティブ系の用途にも十分対応できる性能を備えていることが分かる。

 次に、『3DMark』でグラフィックス性能をチェックしてみた。

3DMark Time Spyの結果

3DMark Fire Strikeの結果

3DMark Night Raidの結果

3DMarkスコア
種別 総合スコア グラフィックススコア
Time Spy 3962 3580
Fire Strike 8509 9136
Night Raid 29324 35695

 前世代の内蔵GPUと比較すると倍近いスコアとなっている。エントリー向けのゲーミングPCに搭載されているGeForce GTX 1650に匹敵するほどのパフォーマンスで、PCゲームならある程度重めのタイトルでもフルHDで快適に楽しめる性能だ。

 そこで、ゲーム系のベンチマークテスト『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク』も試してみた。

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークの結果

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークの結果
画面解像度 品質 スコア 評価
1920×1080 標準品質
(ノートPC)
11974 とても快適
1920×1080 高品質
(ノートPC)
9231 快適
1920×1080 最高品質 7094 やや快適

 暁月のフィナーレのような中程度の重さのゲームでも、フルHDなら高品質な設定で十分快適にプレイできる結果になった。

 このほか、ストレージ性能を『CrystalDiskMark』でチェックしてみたところ、次のようになった。

CrystalDiskMarkの結果

 PCIe4.0x4レーン接続のNVMe対応SSDということもあって、シーケンシャルリードが「5200MB/s」超と高速。実際、OSの起動やデータの読み込みがサクサクしており快適に作業できた。

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