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ソニー、重低音ウリのBluetoothスピーカー「ULT FIELD 1」と「ULT FIELD 7」

2024年04月16日 10時03分更新

 ソニーは4月16日、ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT FIELD 1」と「ULT FIELD 7」を発表した。新たに立ち上げたULT POWER SOUNDシリーズの新製品。ULT FIELD 1は幅20cmのポータブルモデルで自室、風呂、リビングなどに持ち運んで使うことを想定している。ULT FIELD 7は横幅50㎝の大型スピーカーでアウトドア利用を想定している。価格はともにオープンプライス。

ULTボタンに注目

 ソニーによると、ワイヤレススピーカーを購入する際には重低音再生が最も重視されており、購入時アンケート調査でも20%以上の人が重視項目と回答しているという。

ULT FIELD 1

 コンパクトでダイナミックな低音、クリアでパワフルなサウンドを特徴としたBluetoothスピーカーで、本体にULT(あると)ボタンを装備。ワンタッチでサウンドモード“ULT POWER SOUND”のオン/オフを切り替えられる。なお、ヘッドホンのULT WEARやULT FIELD 7はULT1とULT2の2種類のモードが用意されているが、ULT FIELD 1は低域とパワー感の両方をバランスよく強化する1モードのみを搭載している。

 ドライバーは2ウェイ構成で、83×42mmのウーファーと16mmのツィーターを装備している。パッシブラジエーターはデュアル。なお、後継機種ではないが、従来モデルのSRS-XB23は約42×51mmのフルレンジユニットだった。2ウェイ化によって低域と高域の担当ユニットを分けることで、ウーファーの最大音圧を上げることに貢献しているという。本体はIP67の防水防塵・防錆仕様。ショックプルーフで落下時の衝撃にも強く、約12時間の連続再生が可能となっている。

 マルチレイアウトデザインとして縦位置でも横位置でも置け、マルチストラップとしてストラップもそれに合わせて取り付け方法、縦向き、横向きなどひっかけ方を変えられる。音は横向きに置くほうが広がりが出ていいが、縦置きにすれば省スペースだ。音はかなり低域の芯があってハッキリとした傾向。ULT POWER SOUNDモードは迫力が増すだけでなく、音のリアルさも向上する印象だ。Bluetooth 5.2対応でコーデックはAACとSBCに対応。MusicCenterからの操作やハンズフリー通話もできる。

 本体サイズは幅206×奥行き76×高さ77mmで、重さは約650g。発売は4月26日。店頭での販売価格は2万円前後になる見込み。

ULT FIELD 7

 迫力の音圧とダイナミックな重低音をうたう大型Bluetoothスピーカー。こちらもULTボタンを装備。上述の通り、ULT FIELD 1と異なり、ULT1とULT2の2つのモードを切り替えられる。デフォルト設定はULT2となる。なお、100Hz以下の深い低域をULT1で強調、ULT2ではパワー感に関係する100~200Hzの帯域も強調するという。

 進化したスピーカー構造として、114×114mmのX-Balanced Unitを使用した矩形ウーファーを中央に2基、その外側に直径46mmの広帯域ツィーターを装備している。このツィーターはすでに販売しているSRS-XG500よりも1.8倍面積が広いという。Music Centerを利用して、7バンドのイコライジングも可能。

 約30時間の連続再生に対応。10分の充電で180分の再生が可能な急速充電も装備する。IP67相当の防水・防塵・防錆性能を持つ。本体は縦置き、横置きの両方に対応したマルチレイアウトデザインで、ハンドルは縦に置いた際にダクトとして機能する。ライティングも構造の見直しで明るくなった。

 BluetoothコーデックはLDAC、AAC、SBCなどに対応。アナログ入力やUSB端子に加え、マイクやギター入力端子も装備する。さらに、XVシリーズで好評のキーコントロール対応のマイク入力、マイクエコー機能なども持つため、カラオケをしたいといった用途にも対応できる。本体サイズは約幅512×奥行き222×高さ224mmで、重量は約6.3kg。発売は5月24日で、店頭での販売価格は6万6000円前後になる見込み。

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