◆樹脂パーツが多いインテリアだが安っぽくないデザイン
樹脂パーツが支配的になるのは仕方ないところ。ですが、うまく演出しているところに感心した次第で、いわゆる「安っぽさ」は希薄です。それどころか「ひょっとしたら、他社のコンパクトカーよりも質感が高いかも」と思わせるところがありました。
驚いたのはシフトセレクターで、エアコンなどのスイッチ類が並ぶ場所に配置。センターコンソールまわりを低くして、閉塞感を減らしているところに感心しつつも、初めて操作した時にはちょっとイラっとしたのも事実。きっと慣れれば平気でしょう。
シート表皮はビーガンレザーで、なんと運転席は電動式。シートの質感はよく、座り心地も上々。輸入車ほど幅が広いわけではありませんが、太ももや腰のサポート高が低めなのか、圧迫感はありません。にしても、写真のロングレンジモデルの室内、ちょっとすごすぎ……。
12.8インチのセンタースクリーンは、なんと縦横にスイッチひとつで回転するというから驚き! 日本語ローカライズも問題はありません。さながらiPad Proを操作しているような気分で、この感覚、テスラのモデル3そのもの、と言ったら大げさでしょうか。
使っていると、ADASやらACCやらアクティブレーンキープまわりのメニューを発見。さらにステアリング操作やペダル操作、時刻からドライバーの疲労度を診断して、注意喚起を促すとか、誤発進抑制システムなど、この価格の電気自動車にここまで載せる大盤振る舞いに、驚きよりも脅威を覚えました。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります