山根博士のグロスマレビュー
Nothing Phone風の「Infinix GT10 Pro」は価格を抑えたゲーミングスマホ
◆1億画素カメラだけの割り切り設計
GT 10 Proのカメラはメインが1億800万画素 1/1.67インチ f/1.8、残りの2つは200万画素のマクロと200万画素の深度測定用だ。実質シングルカメラと言える、かなり割り切った構成といえる。広角カメラがないのがやや不便ではあるが、ゲーム主体のモデルと考えれば不満はあまり出ないだろうか。
なお、LEDのリングライトはかなり強力に光る。新興国では懐中電灯代わりだけではなく、時には暗い室内を照らす、簡易ライトとして使うことも考慮されているとのことだ。
カメラのUIもシンプルであり、写真の倍率は等倍と2倍が表示されており、デジタルでは最大10倍までの撮影に対応する。写真モードは全画面動画撮影対応のFilm、最大4K撮影対応のVideo、AI CAM、美顔モードを備えるBeauty、ボケ写真撮影用のPortrait、そしてほかのモードを集めたMoreとなる。ProモードはMoreの中にあり、高画質撮影はこちらから行なう。
以下、作例を紹介しよう。
【まとめ】ゲーミングスマホとしてはお買い得なお値段が魅力
GT 10 Proの性能は価格相応であり、背面のサイバーパンクなデザインは他社の高価なゲーミングスマートフォンにもない独特の世界観を味わえる。ゲーミングモデルというよりもファッション端末として持つのも良さそうだ。
新興国の若い世代を狙った広告展開もされており、Infinixのブランド価値を高める製品になるだろう。日本で見ることはなかなか難しいが、インドやアフリカではこのようなスマートフォンが大きな話題になっていることを知ってほしい。
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