プロンプトを入力して画像を生成してみよう!
基本的な使い方は、プロンプトを書き込み「Generate」ボタンを押すだけ。「プロンプト」と言うと難しそうだが、簡単な英文で生成したい画像の特徴を伝える言葉と考えてもらえればいい。翻訳サービスなどを活用し、日本語の短文を英語にするだけでも、かなりそれっぽい画像が生成できる。
例えば、「PC DIYを楽しむ男」を英語へ機械翻訳すると、「A man who enjoys PC DIY」となる。これを入力してみよう。
どうだろうか。かなりイメージに近いものが出力できることがわかるだろう。デフォルトでは画像サイズが512×512ドットと小さめのせいか、生成にかかった時間は2秒ほど。一瞬で生成されるわけではないが、クリックからワンテンポ遅れて画像が表示される、といったくらいには早い。
画像サイズをフルHD(1920×1080ドット)まで大きくしてみたところ、生成にかかる時間は約64秒に。とはいえ、1分ちょっとでフルHDの画像が生成できるのだから、さすがVRAMを12GB搭載したGeForce RTX 4070 Tiといったところ。
ちなみに、フルHDで画像生成中のGPU負荷をタスクマネージャーで見てみると、VRAMがフルに使われ、GPU負荷もMAXだった。
GPU温度は最高でも40度前後で、負荷が高いにもかかわらず、しっかりと冷えている。そして、画像生成中の動作音もとても静かだった。SMGの冷却性能と静音性は本物だ。クリエイター向けPCのLepton Motion Pro Z790/D5にぴったりなビデオカードと言える。
ちなみに、画像の生成枚数はデフォルトでは1枚だが、「Batch count」の値を変更すると、任意の枚数を連続生成できる。
また、生成した画像はブラッシュアップもできる。構図が一番気に入ったものをクリックし、「img2img」に送ってみよう。
img2imgはプロンプトだけではなく、画像も参考にして新しい画像を生成できる。例えば、上記で選んだ画像の人物を日本人にして、アゴヒゲをなくすといったプロンプトを追加してみよう。
変更点は、最初のプロンプト(A man who enjoys PC DIY)の後にカンマで区切って「japanese」を追加。さらに、ネガティブプロンプトに「beard」(アゴヒゲ)という単語を入れるだけだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう