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任意の周波数を出力できるオシレーターを置き換え可能なモジュール

2023年12月07日 10時00分更新

 既存のオシレーターと置き換え、任意の周波数を出力できる「DFO Clone」が家電のケンちゃんにて取り扱い開始。技術系サークル「Project C」による同人ハードウェアで、価格は4800円だ。

設定した任意の周波数を出力することができる基板。オシレーターを置き換えることができる

 5Vまたは3.3V電源で動作し、PLLで最大230MHzまでの任意の周波数を出力可能なモジュール。海外で販売されているDFO(Dual Frequency Oscillator)と同一回路・機能のモジュールに若干の改良を加えたもので、缶タイプの14pinオシレーターと置き換えられる形状になっている。

 ゲーム機などの発振器で画面の同期周波数を変える(NTSC/PAL切り替えなど)といった使い方を想定。かつて流行し、現在は入手が困難になってしまったスーパーファミコン高速化用オシレーターの代替にも使用できる。

長方形の14pin缶オシレーターを置き換え可能なサイズ。ただし缶オシレータより若干サイズが大きいため、周辺部品との干渉には注意

連結pin、書き込み基板、書き込み時に使用するコンスルーが同梱。PCとmicroUSBケーブルで接続して書き込みをする

 モジュールには2つの周波数を設定し、切り替えて使用可能。周波数の設定には付属の専用書き込み用基板を使用し、HEXファイルを書き込むことで行なう。なお、PLLの制限により、「完全に任意の周波数を正確に出力できるわけではない」(サークル)とされる。

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【取材協力】

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