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沖縄でリゾテックの最新リゾートテクノロジーを見てきた

気分をアゲてくれる旅先の自動運転カー

2023年11月15日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス

キャッシュレス派の旅人にありがたい、アプリ決済の「コインランドリー」

 普段の生活だけでなく、旅先でも極力キャッシュレスで過ごしている筆者ですが、鬼門となるのが「コインランドリー」。国内外を問わず、意外とキャッシュレス化が進んでいないジャンルで、硬貨を用意するためにホテルのフロントで両替してもらったりと、手間もかかります。

 コインランドリー用の機器を提供しているアクアは、同社製の現金専用洗濯機や乾燥機に、1万7000円ほどのパーツを取り付けるだけで、スマートフォンでの支払いを可能にするソリューションを展示。

インターネット接続不要で洗濯機と乾燥機がキャッシュレス対応に

現金専用の洗濯機や乾燥機がキャッシュレス対応機になる

 ポイントは、パーツを取り付けた洗濯機や乾燥機自体にはインターネット接続が不要なこと。ユーザーは、洗濯機や乾燥機に貼られたQRコードを専用アプリでスキャンすることで、Bluetoothを介して機器と連携します。アプリで支払いを完了すると、支払い情報がスマートフォンから洗濯機や乾燥機に転送され、コインを投入した状態と同じになり、機器が稼働を開始します。

専用アプリでQRコードを読み取って機器と連携

取り付ける機器は手のひらサイズで小型

 支払いはクレジットカードのほか、Apple PayやGoogle Pay、そしてPayPayやau Payといったコード決済系にも対応しています。

支払いには複数の決済方法が選べる

 すでに導入済みの洗濯機や乾燥機で利用でき、しかもインターネット接続環境を用意しなくて良いので、かなり低コストでキャッシュレスコインランドリーが導入可能。現状は同社製の洗濯機と乾燥機のみの対応ですが、理論的には電源さえとれればコイン投入型の自動販売機にも応用可能とのことで、そういった相談も受けているそうです。

空車状況がすぐわかる、ビーコン方式より格安なAIシステム

 ジャパンインテグレーションは、カメラを使った駐車場の空車状況管理システムを展示。駐車場の空車状況をチェックする際、一般的にはビーコンを使ったシステムが使われていますが、この場合は駐車スペース1台ごとにビーコンの設置が必要で導入コストがかかります。

 ジャパンインテグレーションではカメラで駐車場全体を映し出し、これをAIで解析し駐車スペースに空きがあるかどうか検知するシステムを開発。駐車場がすべて映し出せるならカメラ1台ですむため、ビーコン方式よりも格安で空車状況の管理ができるわけです。

ブースでは駐車場のジオラマを設置

ジオラマの駐車場をカメラで捉え、空車状況をAIで検知

15AIで検知した情報をもとに、空車案内をサイネージなどで伝えられる

 コストを抑えて駐車状況の管理ができるだけでなく、そのデータをネット上で公開して地図アプリと連携させたり、事前予約システムなどとも組み合わせられそう。クルマで観光地へ向かったものの、駐車場がいっぱいで空車待ちに時間を浪費したり、諦めたりということが何度かあるので、是非ともそこまで進化させてほしいです。

 (次ページ:地域WiMAXを使った月額2200円/容量無制限のサービスがお得すぎる)

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