アメ横でサプライズが起こった、驚きと結末
人生初の買取業者とのやり取りには疲れたが筆者も諦めの悪い性格ゆえ、最後にアメ横にある全く別のお店に持って行ってみようと思って有楽町から山手線に乗って御徒町で下車。ロレックスの販売では有名なお店。買取もやっており自営の店舗を持って販売も常時している。
急遽そのお店に現物の腕時計2本を持ち込んで3社での見積もり価格を伝えつつ、様々な条件が後出しで登場してぐったりして交渉決裂したことを伝えた。ところが何とそのお店では全く写真も撮影せず、査定のプロがルーペですみからすみまでチェックするだけ。最後に裏蓋を開けて詳細をチェック。そして最終的な買い取り額が提示された。
なんとメインの腕時計は、ショールームを持っている銀座の路面店が提示した「お客がいれば」という条件付きの最高額よりさらに5万円上乗せ。安い方の腕時計は、別の買取店が付けた最高値と同額となり総額でも最高額。
その後いろいろ話を聞くと、彼らはかなりの売り上げのある自営店を2店舗持っていることが、他の買取店との最大の差だった。写真を撮りまくってあちこちに送る必要がそれほどなかったということだ。最初から自社で直販しているお店に行くべきだった。
最後に買取金額は銀行振り込みだと思ってスマホを見て口座番号を紙に書いて伝えようとしたら「いやうちは現金オンリーで、振り込みなんてありません」と言われて売買契約書にサイン。1万円札を数える紙幣計数機とやらの心地よい動作音を始めて聞いた。そして「最近はアメ横も物騒ですから、すぐに銀行に行ってください」と店を送り出された。上野に住む筆者の灯台下暗し。アメ横は凄い街でした。
自宅に帰り、以前のコラムでもご紹介したエクスプローラーIIに付けていたwena3をLAARVEE Crushed Submarinaに付け替えた。そして最初に銀座に意気揚々と出かけた日から目を付けていたチューダー ブラックベイ プロ腕時計を人生初のネット注文。
いろいろあるモノで今回のブラックベイ プロの発注も、ダブルブッキングの災難に合い在庫商品は別のお客さんに取られたり最後までバタバタした買い替え劇だったが、最終的にブラックベイ プロは筆者の手元に来た。次回はこの素晴らしいブラック・ベイのお話しを少し……。
今回の衝動買い
・アイテム:チューダー「ブラックベイ プロ」
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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