「とにかく楽天モバイルを契約してお得になってね」というメッセージ
今回の特典内容の変更は楽天グループの狙いとしては「とにかく楽天モバイルを契約してお得になってね」という明確なメッセージが込められている。
実際、ポイントの担当者によれば「今回の特典改定で、8割以上のユーザーは獲得ポイント数が増加するか、変わらない」としている。楽天カードや楽天銀行などのユーザーに一部、影響はあるようだが、むしろ、楽天モバイルユーザーは8割以上が獲得ポイントが増えるようになっているようだ。
楽天経済圏の「コア」ともいうべきSPUを楽天モバイルを中心に据えてきたというのは、やはり楽天モバイルの顧客獲得に手応えを感じてきたということだろう。
契約者数は500万を超え、KDDIとのローミング契約を見直し、自社エリア外でもデータを使い放題にした「最強プラン」開始以降も、毎月20万近い新規契約を維持できているようだ。
KDDIとのローミング契約を打ち切ることも可能となる「プラチナバンドの割り当て」も実現し、楽天モバイルのネガティブ要素はかなり払拭された印象がある。
やはり、楽天モバイルを契約し、定着して使うようになると、他の楽天グループのサービスも使うようになり、結果として楽天経済圏にどっぷりと使っていくユーザーが増えているようだ。
最近では、楽天モバイルを紹介すると1人につき7000円相当のポイント、紹介された側も初めての申し込みで6000円相当のポイントがもらえるキャンペーンにより、家族や学生、外国人の間で楽天モバイルの契約が増えているという。
家族まるごと契約し、毎月、数百円安くなるより、一気に7000円分のポイントをもらった方がお得と考える家族が多いようだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります