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ワークマンのもこもこヒーターベストが想像以上に快適でした

2023年11月13日 07時00分更新

本製品の良かった点

 ここからは性能以外で良いと思った点を紹介する。

●バッテリーの重さはあまり感じない

 お借りしたサンプルバッテリーの重さは実測で252g。フォルダブルタイプのスマートフォンに近い重量だが、不思議なことに、着ている最中はバッテリーの重さをあまり感じなかった。右ポケットに入れたバッテリーの存在を忘れ、うっかりiPhoneを突っ込みそうになる程度には違和感なく着ることができる。

バッテリーの重さは実測値で252g

サンプルバッテリーの重さは実測値で252g(現行品のバッテリーは約130g)

 前を閉じた状態だけでなく、前を開いて着ても重さの感じ方はほとんど変わらない。後者の場合、バッテリーの重さで右の前身頃が引っ張られ、左右のバランスが微妙に崩れてしまうこともあったが、左のポケットにスマホを入れてバランスをとれば問題はなかった。11月現在販売中のバッテリーは、今回お借りした物と比べ重量がおよそ半分(約130g)になっているため、スマホでバランスをとる必要もなさそうだ。

バッテリーの重さで右の前身頃が下に引っ張られている様子(赤線で示したように最上段のスナップの位置が左右でずれている)

●ポケットの給電端子にカバーが付いている

 バッテリーと本体はポケット内部の給電端子で接続する仕組みだが、端子の先端にはカバーが付いており、汚れや埃から守る工夫がなされている。

給電端子先端のカバー

給電端子先端のカバー

 電気を扱う製品だけに、こうした細かい配慮は嬉しいポイントだ。

●使い捨てせずに何度でも使える

 そしてこれはヒーターウェア全体の利点だが、充電すれば何度でも使える。防寒グッズの定番「使い捨てカイロ」と違い、買い足す必要もなければ、使用後に十分冷ましてからゴミ箱へ捨てる面倒もない。おまけに温度調整もできると至れり尽くせりだ。

 「バッテリーの残量管理」は少々面倒かもしれないが、家を出た直後の充電切れを防ぐだけなら、毎日決まったタイミングで充電するよう習慣化すれば問題ない。急速充電はできないので、帰宅後や就寝前など十分な充電時間を確保できるタイミングを選ぶとよさそうだ。

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