◆バイクにまたがって仮面ライダーごっこも!
二輪車に子供がまたがって安全に乗れるスポットというのはそう多くない。子供が乗っても倒れないようにしっかり固定する必要があり、一般的な二輪車販売店はそのようにはなっていない。メーカーのショールームやバイク系イベントしかないため、たくさんのバイクに乗り、バイク好きの英才教育をはじめるには、JMSのような機会は見逃せない。
ただし、今回は残念なことにトップメーカーであるホンダにはバイクにまたがるスポットが設けられていない。ヤマハ、スズキ、カワサキにはあるので、子供を連れていくならこの3社のブースだ。
なかでもスズキは、フォトスポットとしてバイク本体だけでなく、動画の背景と正面から当たる風を用意し、風に髪がなびき、背景が流れていく仕掛けもある。動画でも撮影してみたいスポットだ。
なお、パーソナルモビリティの試乗だが、年齢制限はないものの、運転免許や身長などで個々に制限がある。また、万一の際の誓約書等の署名が必要になるため、18歳未満は親権者同意書が必要になるなど、子供にはハードルが高いという点は覚えておきたい。
◆ホンダは飛行機にも乗れる!
バイクに乗ることはできないが、飛行機、それもコクピットにまで乗れるのがホンダブース。ブース内にはホンダジェットのモックアップが置いてあり、順番に並べば機内に入り、コクピットにも入ることができる。
ただし、ホンダジェットの搭乗は人気で、順番待ちの列も長めになっていることから、待ち時間も含めて予定に組み込んでおいたほうがいいだろう。
◆モノを作ったり体験したりするコーナーは多数ある
体験コーナーの筆頭は前述のOut of KidZania in JMS 2023だが、近くではトミカのJMS限定品を販売するコーナーがあり、そこにタカラトミーのブースもある。
プラレールやトミカの大型ジオラマのほか、リカちゃん人形で遊べるコーナーも用意されている。モビリティ好きの入門はプラレールやトミカという人も多いはずで、ここなら子供も楽しんでくれるはずだ。
そして、その隣には自分で描いたトミカがバーチャルなトミカタウンを走行するコーナー「らくがきクルーズ」もある。
一般ブース内にも子供が楽しめる体験コーナーのようなものを設置しているところがあるほか、Out of KidZania in JMS 2023の対極に位置する東7ホールには、自動車整備人材確保・育成推進協議会/国土交通省が整備士体験ができるコーナーを設けている。メーカーロゴの入った小さいつなぎを着て、チャレンジできるので興味があれば覗いてみよう。
また、そのほかTokyo Future Tourにはかわいいモビリティや、ゲームを体験するコーナーもある。小さいモビリティも多く、子供目線でも楽しめるはずだ。
◆食と座るスペースを確保しておきたい
JMSは東京ビッグサイトをほぼ全部使うため、端から端までは非常に広く、休憩場所も必要になってくる。ところどころベンチがあるものの、大量に椅子が並んでいるのは西ホール4階の屋外スペース。もうひとつのJMS、「Japan Meat Show」が開催されており、肉料理を提供するキッチンカーが集結している場所だ。
西ホールから南ホールへの通路となる場所でもあり、途中休憩にはちょうどいい場所。なお、キッチンカーはここだけでなく、各所に出店しており、そこにはベンチもある。
また、歩き疲れたらただ休むのではなく、トークセッションに参加するのもいいだろう。西ホール1階のTokyo Future Tourの最後にはJapan Future Sessionとし、講演を聞くための椅子が並んでいる。難しい話だけでなくタレントの参加や、メーカーの中の人の話は意外に面白い。セッションのスケジュールは事前にチェックしておきたい。
キッチンカーのほかにも東京ビッグサイトには常設の飲食店やコンビニ、休憩用のベンチなどのスペースがある。特にコンビニは4店あり、小腹が空いたときに重宝する。子供から文句を言われないためにも、どこで何が買えるかもチェックしておくと安心だ。
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