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USB給電65Wモデルと15Wモデルで違いはあるの?

USB Type-CでiPhone 15 Pro Maxの映像出力&充電できるって本当? ディスプレー8台で検証

2023年11月11日 10時00分更新

文● ジサトライッペイ 編集●ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

USB給電(最大15W)を謳う製品はどうか?

USB Type-CでiPhone 15 Pro Maxの映像出力&充電できるって本当? ディスプレー8台で検証

JAPANNEXTの21.5型フルHD液晶ディスプレー「JN-IPS215FHD-C」。直販価格は1万7980円

JN-IPS215FHD-Cの主なスペック
パネル 21.5型IPS(非光沢)
解像度
(アスペクト比)
1920×1080ドット(16:9)
インターフェース HDMI 1.4、USB Type-C、オーディオ出力ほか
USB給電 最大15W
消費電力 最大≦25W、通常≦12W、省エネ≦10W、スタンバイ≦0.5W
サイズ/重量 約492(W)×152(D)×378(H)mm/約2.4kg
直販価格 1万7980円

 JN-IPS215FHD-Cは最大15WのUSB給電機能を謳うモデル。実はこのUSB給電における「15W」という値は、悩ましげな数字です。というのも、この値はUSB PDという規格でもありうる値ですし、従来のUSB規格(USB Type-C Current)でもあり得る値だからです。まあ、どちらにせよ今回のテストで観測できる電力が変わるわけではないので、本稿ではUSB PDではなく「USB給電」と表記することをご了承ください。

 で、結果はというと、こちらも映像出力・充電ともにOKでした。消費電力はディスプレー単体時が13Wのところ、iPhone 15 Pro Max接続時は26W。つまり、供給電力は13Wでした。最大65W供給モデルとそう大きくは変わらなかった点が興味深いです。

USB Type-CでiPhone 15 Pro Maxの映像出力&充電できるって本当? ディスプレー8台で検証

JAPANNEXTの27型フルHD液晶ディスプレー「JN-IPS270FLFHD-C」。直販価格は2万2980円ですが、こちらはすでに生産終了しており、市場在庫のみというステータスなのでご注意を

JN-IPS270FLFHD-Cの主なスペック
パネル 27型IPS(非光沢)
解像度
(アスペクト比)
1920×1080ドット(16:9)
インターフェース DisplayPort 1.2、HDMI 1.4、USB Type-C、オーディオ出力ほか
USB給電 最大15W
消費電力 最大≦28W、標準≦16W、省エネ≦14W、スタンバイ≦0.5W
サイズ/重量 約616(W)×158(D)×437(H)mm/約3.5kg
直販価格 2万2980円

 JN-IPS270FLFHD-Cも最大15WのUSB給電に対応したモデルですが、こちらもバッチリ映像出力と充電ができました。消費電力はディスプレー単体時が15Wのところ、iPhone 15 Pro Max接続時は30Wだったので、供給電力は15Wということに。

 ここまで5機種試して、特に問題らしい問題はなく、あっさり普通に使えたので若干拍子抜けしました。新たにUSB Type-Cを導入したということで、なにか落とし穴があるのではと思っておりましたが……、アップルさん疑ってすいません……。

 しかし、このままではあまりに自明すぎるので、iPhone 15 Pro Maxからの「USB給電」機能も調べることにしました。この給電機能を用い、USB駆動できるモバイルディスプレーを動かせるのか試してみようと思います。

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