G-Master Spear X670Aをレビュー
Radeon RX 7800 XT搭載ゲーミングPCを検証 GeForce RTX 4070より安く性能は比肩!
軽量級のゲームなら4Kでも最高画質で遊べる?
もう少し実際のゲーム寄りのベンチマークとして、MMORPGベースの「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)と、アクションRPGベースの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(以下、FF15ベンチマーク)を試してみよう。
Radeon RX 7800 XTはWQHDゲーミング向けではあるものの、ビデオメモリーが16GBと多いことから、タイトルによっては4Kゲーミングも視野に入る。そこで、どちらのテストも解像度はWQHDと4Kの2通り試してみよう。なお、画質設定はプリセットの最大、画面はフルスクリーンでテストした。
FF14ベンチマークは軽量級のため、4Kでも余裕で遊べる。スコアーもWQHDで27865(評価:非常に快適)、4Kで12882(評価:とても快適)とかなり余裕があるように思える。
レポートを見てみると、WQHD設定時は最低フレームレートでも108fpsと高く、最高画質でも不安のないプレイが期待できる。4K設定時は57fpsと、快適指標の60fpsに1歩及ばずといったところだが、十分プレイできるレベルと言っていい。
FF15ベンチマークは比較的重いテストだが、WQHDでは12661(評価:非常に快適)と優秀な結果だった。とはいえ、4Kでは7297(評価:快適)と遊べなくはないが、シーンによっては不安が残る成績。画質を1つ落とすか、WQHDプレイが無難かもしれない。
まとめ:Ryzen 7 7800X3D&Radeon RX 7800 XTはコスパ重視型ゲーミングPCの新鉄板コンビ
G-Master Spear X670Aは最新AMDプラットフォームを採用し、自由に構成をいじれる点が最大の魅力だ。PCパーツの選択肢が多いので、動画配信や編集もこなせる最強PCを目指せるし、今回の試用機材のようにコスパ重視のゲーミング特化構成もいける。
特に、Ryzen 7 7800X3Dは現時点で最もお買い得なゲーミング向けCPUという立ち位置だ。クリエイティブな用途では、競合に譲る部分があるものの、ことゲーム用途に絞るならこんなに効率的なモデルはない。
Radeon RX 7800 XTに関しても、GeForce RTX 4070と同等の性能が期待できる。それでいて本機のBTOメニューにおける価格は5000~1万円ほど安い。ゆえに、レイトレーシング性能にこだわらなければ、結構お得な選択肢に思える。
ゲームさえ快適にプレイできれば、ほかの用途における性能はそこまでこだわらない。そんな人には、Ryzen 7 7800X3D&Radeon RX 7800 XTの組み合わせを強くオススメしたい。
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