■POINT 3
解像度とDisplayHDRにも注目!
解像度は画面内の情報量やグラフィックスの繊細さに繋がる。解像度が高いほど高価になるのが一般的だ。解像度は1920×1080ドット(FHD)、2560×1440ドット(WQHD)、3840×2160ドット(4K)の3種類が基本。どの解像度を選択するかは、遊ぶゲームやゲーミングPCの性能によって変わってくる。
FPS/TPSがメインであれば、処理が軽くなるためFHDを選んだほうが良いだろう。ゲーミングPCの性能が高ければWQHDもOKだ。
3Dアクションやシミュレーター系では、できるだけ高解像度で美しいグラフィックスを楽しみたい。ただ、もちろんそれに見合ったゲーミングPCの性能が必要になる点には注意が必要だ。
美しいグラフィックスといえば明暗の表現力が豊かになるHDRへの対応も忘れてはならない。DisplayHDRという指標でHDRの表現力を示している製品が多く、HDRを楽しみたいなら600以上の製品を狙いたい。
【TIPS】G-SYNC、FreeSyncで描画の不具合を回避しよう!
ディスプレーのリフレッシュレートは一定のリズムで刻まれるが、ゲーム画面の出力のリズム(フレームレート)は、負荷に影響されるため一定ではない。そのために動きがカクッと引っ掛かる「スタッタリング」や、上下分割のズレた画像が表示される「ティアリング」といった描画不具合を発生することがある。
これらの描画不具合を回避する機能としてNVIDIA G-SYNCやAMD FreeSyncといった可変リフレッシュレート技術(VRR)がゲーミングディスプレーには搭載されている。
ただ名前から推察できるようにNVIDIAとAMDのビデオカードはそれぞれ自社のVRRにしか対応しない。ゲーミングディスプレーに搭載されているVRRと、使用するビデオカードとの適合確認はマストだ。一応、G-SYNC CompatibleとFreeSyncは互換動作する可能性が高い点も覚えておくと良いだろう。
【TIPS】ゲームやディスプレーの設定変更を忘れずに
せっかく高機能なゲーミングディスプレーを導入しても、正しくセッティングされていなければ性能を発揮することができない。特に高リフレッシュレートの効果は知覚の域を超えて、感覚へ作用する部分が大きいので、高リフレッシュレートで遊んでいるつもりが、実は上手く動作しておらず60Hzのままだった……なんてことは往々にしてあり得る事態だ。
Windowsのディスプレー設定にあるリフレッシュレートの項目や、ゲーム内ビデオ設定にあるフレームレートやリフレッシュレートの設定項目を入念にチェックしておくことをオススメする。
また、G-SYNCやFreeSyncなどのVRRを利用したい場合、PC側のドライバー設定やディスプレー機器側で機能を有効化する必要があるので要注意だ。
(次ページ:編集部オススメのハイエンドディスプレー3選)
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