ほぼ2万円のAndroidタブ「Redmi Pad SE」は性能そこそこで動画とウェブを楽しめる
◆カメラはビデオチャット用、急速充電なしはやや厳しい
続いてカメラについて確認すると、背面のカメラは800万画素/F値2.0とこちらも高いとは言えない性能だ。もっとも端末の性格上、外に持ち出すケースは少なくカメラの利用頻度も低いと考えられることから、これくらいの性能でも問題になることはないだろう。
前面のフロントカメラも500万画素/F値2.2と、こちらもあまり高いとは言えない性能だ。こちらはビデオチャットが主な使い道となるだろうが、105度と画角が広かったRedmi Padと比べると画角が狭いので、家族で同時にビデオチャットをするようなシーンではやや厳しい。
バッテリーはRedmi Padと同じ8000mAhだが、急速充電に対応していないので充電に時間がかかるため、バッテリーが切れてしまうと復帰に時間がかかるのが痛い。充電はこまめにすることを心がけておいた方が、運用上安心だろう。
なお生体認証は顔認証のみで、指紋認証は備わっていない。通信もWi-Fi(2.4GHz/5GHz)のみなので、やはり自宅内での利用を前提に、付加機能を抑えているといえそうだ。
【まとめ】コンテンツ視聴には適しているがそれ以上を求めると厳しい
まとめるとRedmi Pad SEは、値上げラッシュの中にありながらほぼ2万円という低価格を実現しており、動画配信サービスや電子書籍などを楽しむという部分での満足感は高い。価格や性能的に見てAmazon.co.jpの「Fire HD 10」あたりが対抗馬となりそうだが、OSがAndroidベースでグーグルのアプリが使えることから、Fireシリーズでは制約が多い「YouTube」が快適に楽しめる点は大きなメリットとなりそうだ。
一方で、Androidタブレットとして見た場合、性能はかなり抑えられており、ゲームプレイなどはかなり厳しいと言わざるを得ない。メモリーもAndroidの操作が快適にできるギリギリの水準なだけに、動画や書籍、それに加えてビデオ会議アプリなどの利用に留めるなど、快適な運用には割り切りが求められることを覚えておきたい。
Xiaomi「Redmi Pad SE」の主なスペック | |
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ディスプレー | 11型 |
画面解像度 | 1920×1200ドット |
サイズ | 約255.53×167.08×7.36mm |
重量 | 約478g |
CPU | Snapdragon 680 |
内蔵メモリー | 4/6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | Android 13(MIUI 14) |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | 約800万画素 イン:約500万画素 |
バッテリー容量 | 8000mAh(10W) |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ミントグリーン、グラファイトグレー、ラベンダーパープル |
価格 | 2万1800円 |
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