硬いだけがスポーツじゃない!
開発者がクラウンに賭ける想い
会見では開発者として、清水竜太郎クラウンチーフエンジニア、宮崎満則クラウンチーフデザイナー、本間裕二クラウン開発担当者クラウンスポーツ・エステート担当、宍戸恵子クラウンカラーデザイナーが登壇。
清水氏は「車の形や駆動方式みたいな決まり事は特になく、とにかく求められているものを革新と挑戦のスピリットのもとに開発してまいりました」と挨拶。そして「クラウンは根底にあるすごく大事にしてきた“乗り心地”や“静粛性”それから“安心して運転できる”を、極限まで徹底的に高めました」と語った。
宮崎氏は「20代のデザイナーとベテランが一緒になって考えました」と挨拶。そして清水氏は「豊田会長が初めてクラウンを見た時に、これは日本の技術を結集したジャパンプライドの象徴だと言ってもらいました。そういった思いやプライド、技術がつまったクラウンを今後海外で発売していきたいと考えています」と、16代目にして初めて海外販売する意気込みを語った。
そしてクラウン(スポーツ)について本間氏は「お客様の感性に響くエモーショナルなSUVをご提供したいという思いを込めて開発しました。硬いだけがスポーツじゃないという風に思っていただけるとうれしいです」と述べると「地面をしっかりつかむ接地感や安心感、そして上質な乗り心地にこだわりました」と挨拶。
宍戸氏は「インテリアカラーは、今までにはないアシンメトリーな配色になっています。運転席と助手席で配色を変えることで、コクピットの包まれ感とかドキドキ感を覚えていただければと思います。またボディーカラーも従来のクラウンにはない色合いで構成しております。面やCピラーの映り込みの美しさを狙いました」と意図を明かした。
その後、発表会では著名人によるトークショーを開催し、日本人が海外で活躍するには、というテーマでのディスカッションが行なわれた。
初のクラウン専門店も続々オープン
今回のクラウン(スポーツ)の発売に合わせ、クラウンブランド拠点・全モデル展示拠点として「THE CROWN」横浜都築・福岡天神が開業した。THE CROWN店舗のみで購入可能な特別仕様車を販売する予定で、第1弾はマットブラックのクロスオーバーとのこと。
またTHE CROWNコレクションの販売も実施。革製品はシートで使われている素材の端材が用いられるほか、アパレル類はクラウンのデザイナーが手掛けているとのこと。そのほかオーナーの交流イベントを予定している。さらに愛知、東京、千葉でも店舗を開店する予定とのことだ。
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