メインの被写体をどんなサイズで見せたいか、を考える
人物を撮る場合は「ショットサイズ」も重要な要素となる。ショットサイズとは、画面の中で人物(メインの被写体)がどのくらいのサイズで映っているかを表すもの。これは何を見せたいかによって変わってくるものだが、例えば、背景を見せたいなら「ロングショット」、人物の表情を見せたいなら「バストショット」や「クローズアップ」となる。以下、基本的なショットサイズを紹介しよう。
【エクストリームワイドショット】
人物が非常に小さく映り、背景や周囲の環境が主になるショット。シーンの全体的な雰囲気を表現したいときに使う。
【ロングショット】
遠くから被写体を撮影するショット。人物の全体を映しつつ、その周辺の環境との関係性を示す際に使う。
【フルショット】
被写体の全身がしっかりとフレーム内に収まるショット。被写体の動きや姿勢を強調したい場合に使う。
【ミディアムショット】
被写体の腰から上、または胸から上が映るショット。被写体の表情や動き、その背景との関係をバランスよく撮りたいときに使う。「バストショット」は、これに含まれる。
【クローズアップ】
被写体の顔全体、あるいは特定の部分だけを映すショット。表情の細かな変化などを捉え、視聴者にその感情を強く伝えたいときに使う。
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