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業務用に比べて激安、真空管の特性が計測できる「真空管特性計測基板」

2023年08月24日 10時00分更新

 真空管の各種特性を自動で計測できる検証用基板「真空管特性計測基板 TubeTester」が家電のケンちゃんに入荷。技術系サークルProject Cによる同人ハードウェアで、2万3800円で販売中だ。

真空管アンプなどを設計する人にとっては必携と言える、真空管の特性をチェックできる計測基板。業務用に比べるとはるかに安上がりになる

 真空管のプレート電圧・グリッド電圧およびプレート電流特性を自動で計測できる、ややニッチな検証用基板。ショップによれば「真空管の設計やペアリングのための選別に便利」とのことで、特に電池駆動のポータブルアンプの設計に役立つという。

 同様の検証機材は業務用に限られ、価格も高価になってしまうところ、格段に安価に購入できる点が魅力。計測範囲はプレート電圧が0~20V、グリッド電圧-1~1Vで、真空管のデータシートに詳しく載っていない低い電圧領域の特性も計測できる。

基板本体は各種部品実装済みの完成品。PCに接続し、プレート電圧・グリッド電圧およびプレート電流特性を自動で計測してくれる

真空管アダプターは必要な3種が付属、ただしアダプターはユーザーが工作して完成させる必要がある

 本体基板は部品実装済みの完成品。ただし真空管アダプターは基板のみで、XHコネクタや真空管ソケット、切り替え用スイッチといった部品の追加購入と電子工作による組み立てが必要になる。なお、真空管アダプターはMT9P双三極管およびMT7P五極管、GT8五極管に対応する3種が付属している。

【取材協力】

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