週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ゼルダ、GDPを動かす? 内閣府公表データより

2023年08月16日 13時00分更新

 内閣府は8月15日、2023年4~6月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値を発表した。

 物価変動をのぞいた実質GDPは前期比1.5%増、年率換算で6.0%増と3四半期連続のプラス成長となったが、物価高の影響でGDPの約6割を占める個人消費(家計最終消費支出)は実質0.5%減と3四半期ぶりの減少となった。

 ただ、個人消費のうち衣服や娯楽商品などの「半耐久財」は前期比2.8%増と伸びており、その要因として内閣府担当者が「(ゲームソフトで)新しいものが発売されたため」と見解を述べたことを毎日新聞が報じている。

Image from Amazon.co.jp
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム -Switch

 2023年4~6月期に発売されたゲームの大型タイトルと言えば「ストリートファイター6」や「ファイナルファンタジーXVI」など多数存在するが、中でも5月12日に任天堂が発売したNintendo Switch向けソフト「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」だろう。

 同ソフトは、3日間で世界累計販売本数が1000万本となる異例のヒットを記録し、「もっとも早く売れた任天堂のゲーム」としてギネスブックにも認定され、6月末までに1851万本を販売している。

 厳しい物価高で個人消費が減少する中、エンタテインメント産業の中でも特にゲーム市場が増加を見せたことは興味深い。

 
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります