実際におにぎりを作ってみた
手が熱くならないのがイイ
さて、おにぎり製造マシン「究極のおにぎり」を借用したからには、実食しないわけにはいきません。というわけで、まずはご飯を準備。今回使用したお米は「あきたこまち」。水の量は普通にして、炊き方は「極上」を選びました。
「究極のおにぎり」のもうひとつの利点が、手で握らなくて済むこと。今回、炊きたてのご飯をサランラップ越しに握ってみたら、手の表面の最大温度が37.0℃から43.6℃に上がりました。普段握り慣れていない筆者にとっては、プチセルフ拷問級の熱さです。まあ、1個なら我慢できますが、2個、3個と作るのはご勘弁いただきたいところです。
素手でおにぎりを握る辛さを思い出したところで、いよいよ「究極のおにぎり」の出番。最初の1個はプレーンな塩おにぎりを試します。作り方は「おにぎりケース」にご飯を入れたあと、「おにぎりスタンド」で回転させるだけ。ご飯の量は約80~100gと説明書に記載されていますが、計測しているとせっかくの熱々ご飯が冷めてしまいます。そこで今回は説明書の写真を見て、目分量でよそいました。
約30秒後に「おにぎりケース」を開けてみると、なかに入れたご飯の塊が一回り小さくなっています。約30秒間って短い気もしましたが、しっかりと握れるんですね。
そして形が崩れないように「おにぎりケース」から、海苔を乗せた皿の上におにぎりを移動。海苔を丁寧に巻いたら完成です。
作りたてを早速頬張ってみると、口のなかでほろほろとお米の粒がほどけていきます。売り文句どおり、外側はもっちり、内側はふわふわ。職人級の仕上がりですね!
塩おにぎりのあとは、梅干し、のり佃煮、辛子明太子、ごま昆布、シーチキン with マヨネーズを作り、こちらも立て続けに食べてみました。具材を入れても特に偏ることなく、綺麗に仕上がりました。味はもちろん、うまし!
ただ、のり佃煮だけは美観的に失敗。具の量が多すぎたのか、粘度が低すぎたのかわかりませんが、外側に染み出してしまいました。まあこれはこれで美味しくいただけるわけですが、ほかの具を入れる際には洗う必要があります。水分や油分などの汁気が多い具材で作る場合は、最後に作ったほうがよいですね。
今回「究極のおにぎり」を使って気になったのは2点。まず、外側はもっちり、内側はふわふわというのは間違いないのですが、ちょっと強度が足らないんですよね。立てて置くと自重で形が崩れていきます。まるで「たれぱんだ」のように。また食べているときに、結構ご飯がこぼれがち。海苔を巻く際には、側面もしっかり保持したほうがよいですね。
(次ページ:ちょっとだけ気になった点は?)
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