安くて乗り継ぎ便がスムーズかつ、安全なチケットを探す方法
まずは経由地の設定。デフォルトでは「直行便」と「乗継1回」、「乗継2回以上」にチェックが入っています。東アジアや東南アジアなら「直行便」のみ、もしくはあまり候補がない場合は「乗継1回」にチェック。それ以上の距離については「乗継2回以上」のチェックを外して検索しましょう。また移動時間もスライドで設定できます。欧州なら24時間以内にしておくと、乗り継ぎに10時間以上といったフライトは除外されます。
筆者は安さの魅力に負けて、欧州へ乗り継ぎ2回以上で何度も旅していますが、到着まで30時間以上かかることもあり、着いたときにはさすがにヘトヘトに。せっかくの海外旅行が、のっけからなにもしたくないほど疲れた状態になってしまうので、体力に自信のある人以外にはオススメしません。
そのほか「出発時刻」の設定も重要です。深夜便や早朝便は空港へ公共交通機関を使った移動方法がないケースもあり、前泊やタクシー、自家用車での移動となるため、トータルすると割高になることも。また現地出発時刻も早朝だと現地滞在時間が短くなるので、なるべく現地に長く滞在したい場合は、昼や夕方以降を設定しておくといいでしょう。
このように条件を絞り込んだ上で、「最安プラン」にピックアップされたフライトを選びます。すると予約可能な航空会社や旅行会社、OTAの価格が一覧で表示されます。もちろん、そのなかでいちばん安いものを選べばOK……なのですが、ここでひとつ注意しておきたい点があります。
各旅行会社やOTAは5段階の星マークで利用者からの評価が表示されています。さすがに詐欺的なサイトはないようですが、評価の低いところは安くても避けたほうが無難です。というのも、評価の低いところは往々にしてユーザーサポートが悪い傾向にあるからです。フライトがノートラブルならいいのですが、例えば「遅延」や「欠航」といった事態に見舞われた場合には、購入した旅行社やOTAを通じて問い合わせを行う必要がでてくるため、サポート体制が悪いと海外で詰んでしまうことが往々にしてあります。ちなみに、日本語問い合わせ窓口がない場合はその旨も記載されているので、チェックを忘れずに。
筆者のように「旅のトラブルもネタのうち」と割り切って購入しているならいいのですが、基本的には評価の高いところか、できれば航空会社の直販で購入したほうが無難です。
ここまでが基本的な使い方ですが、スカイスキャナーはさらにおもしろい使い方があります。例えば、休みが取れる期間が決まっているのでその期間で購入できる安いフライト先を探したい、といった場合です。
自分の休暇期間に取れるチケットから旅先を探す方法
このケースでは、出発地とフライトの日付を指定した上で、目的地を「すべての場所」にして検索。すると、その期間でフライト可能な渡航先が最低料金とあわせて一覧で表示されます。海外旅行の予算感もつかめてわかりやすいですし、ここからどの国に行くことができるかを考えるのもワクワクしますよね。
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