背面にコネクターが付いたマザーボードのコンセプトモデルも!?
GeForce RTX 4090の最強水冷カードが登場!ASUSブースの気になる新製品まとめ
GeForce RTX 4090の最上位カードがお披露目
そして、今回のCOMPUTEXにて初お披露目となる製品も。まず目を引いたのは、ハイエンドビデオカード「ROG Matrix GeForce RTX 4090 Platinum 24GB GDDR6X」(以下、ROG Matrix GeForce RTX 4090)だ。
“ROG MATRIX”は同ブランドの最上位モデルに与えられるシリーズ名だが、前回発売されたのがGeForce RTX 2080 Ti搭載のカードだったため、2世代ぶりの登場となる。今回の製品はGeForce RTX 40シリーズ最上位のRTX 4090を搭載している。なお、ブースでお聞きしたところによると、ROG Matrix GeForce RTX 4090は“Limited Edition”となり、本製品で使用するGPUはASUSが独自にテストした選別品を使用するという。
クーラーは簡易水冷式。360mmのラジエーターを採用した、いかにもハイエンドの見た目だが、本製品ではさらに冷却性能を高めるため、冷却液に液体金属を使用しているとのこと。その冷却性能のおかげか、最大クロックがリファレンスより150MHz高い2670MHzに達するOCモデルだという。TGPは600W、補助電源コネクターには12+4ピンの12VHPWRを採用する。
ラジエーターファンにはARGBファンが搭載されているが、このファンにはROG RYUJIN III 360にも採用されているマグネット式の通電機能が搭載され、配線が複雑にならずに済むのも嬉しいポイントだ。
また、先日のASUSのグローバル記者会見で公開された「ROG STRIX SCOPE II 96 WIRELESS」を含む、ROG STRIX SCOPE IIシリーズのラインアップも展示されている。
もっとも特徴的なモデルはやはりROG STRIX SCOPE II 96 WIRELESS。キースイッチに新設計の白いキースイッチ「ROG NX SNOW」を採用することや、フルサイズからInsertやHome、Deleteキーなどを省きつつカーソルキーは保持した96%レイアウトなどがポイントだ。
ROG NX SNOWは、スムーズなクリック感でキーストロークがやや浅めの3.6mm、押下圧は40gで比較的軽い押し心地となる。また、中央の十字の左右に支柱が追加されたことで、従来のASUS製のキースイッチよりもキーキャップの傾きを抑えられ、押す位置による差異を小さくしてくれる。内部に吸音パッドを搭載し、静音性も高めている。
接続方式はドングルによる2.4GHz接続、Bluetooth、有線のトライモードに対応。また、キーキャップの素材にPBTとABSの2種類のSKUがあり触り心地を選べるという。
その他の新製品としては、強化ガラス製で驚異的な滑りを実現するゲーミングマウスパッド「ROG Moonstone Ace L」などが展示されていた。ROG Moonstone Ace Lは白と黒の2色展開。この製品は2月に登場したROG Aceシリーズの新製品となる。さらに、同じROG Aceシリーズで先に発売されていたゲーミングマウス「ROG Harpe Ace Aim Lab Edition」の白色モデルも見られた。なお、今回で新発表された製品は、日本発売の予定については未定となる。
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