Core i9にGeForce RTX 4080 Laptop GPU搭載の爆速モデル
eスポーツ仕様の超ハイスペックゲーミングノート「Vector GP68 HX 12V」シリーズレビュー
ゲーム系のベンチマークテストも実行した。まずは、軽めの「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」で、グラフィック設定は「最高品質」のフルスクリーンモードで実行している。
結果は、いずれのモードでも余裕の2万超え。もちろん「非常に快適」評価だ。
もう1つ重めの「ファイナルファンタジーXVベンチマーク」も実行してみた。グラフィック設定は「高品質」のフルスクリーンモード。
結果は、2560×1440ドットの解像度でも1万2000オーバーで「非常に快適」評価。グラフィック設定を見直さなくても余裕でプレイできる。
レイトレーシング対応のゲームでもベンチマークテストを行なった。まず、「サイバーパンク 2077」のベンチマークで、グラフィック設定を「レイトレーシング:ウルトラ」「レイトレーシング:オーバードライブ」、解像度は1920×1200ドットで行なっている。
結果は、ウルトラ設定ではいずれのモードでも130fps超えで余裕。オーバードライブ設定だと90fps設定なので、FPSゲームとしてはちょっときついかなという程度だった。
もう1つは、「World of Tanks」のベンチマークテスト。グラフィック設定を「レイトレース影超高」にして計測した。
結果は、19220×1080ドットの解像度で4万7000前後、2560×1600ドットで3万弱となり、グラフィック設定でもう少し高画質にしても遊べる。ただ、このベンチマークテストでは、スマートオートモードと究極のパフォーマンスモードではほとんど差が出なかった。
ゲーミングマシンとしてお買い得
これらの結果のとおり、レイトレーシング対応のゲームであっても、余裕でプレイできることがわかった。eスポーツでの使用を謳うだけのことはある。それでいて、価格が35万円前後とこれだけのスペックながらかなり抑えられており、これからゲームを始めたい人はもちろん、eスポーツを楽しんでいる人へもオススメしたい製品だ。
また画面がWQXGAと縦長で作業領域も広く、GPUの性能を活かして動画エンコードも高速に行なえるので、ゲームだけでなくクリエイティブな作業にも活用できるだろう。「スマートオートモード」でもファンブースト状態にした「究極のパフォーマンスモード」でも、ファンの音はかなり大きめなので、ヘッドホンをしてのプレイがオススメ。本体購入と同時にヘッドホンも揃えるのが吉だ。
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