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「世界最薄折りたたみ」や「可変絞りカメラフォン」などファーウェイの新スマホをフォトレポ

2023年04月24日 12時00分更新

可変絞りを搭載するカメラフォン
「HUAWEI P60」シリーズ3モデル

 カメラ性能を高めた「P」シリーズは、2021年7月発表の「P50」シリーズ以来、1年8カ月ぶりに「P60」シリーズとして3モデルが発表となった。P60シリーズでは最上位モデルとしてArtの名前を冠した「HUAWEI P60 Art」が登場、「HUAWEI P60 Pro」「HUAWEI P60」と合わせた3機種が発表されている。

 3機種共通のスペックはチップセットがSnapdragon 8+ Gen 1 4G、ディスプレーは6.67型(2700×1220ドット)、リフレッシュレート120Hz駆動のLTPO OLEDを搭載。メインカメラは4800万画素でf/1.4からf/4.0まで10段階に変更可能。中国の衛星通信「北斗」を使ったメッセージ送受信にも対応する。そのほか、IP68の防水防塵にも対応している。

 HUAWEI P60 Artはメイン4800万画素カメラに加え、超広角4000万画素、3.5倍望遠4800万画素カメラを投資。バッテリーはシリコンカーボン型5100mAhで有線88W、無線50Wの急速充電に対応する。

HUAWEI P60 Art

 本体サイズは約74.5×161×8.3mmで、これも3機種同等だ。重量は206g。ディスプレーは角をわずかに丸めたエッジデザインとなっている。

8.3mmと薄い。なお3機種ともサイズは同じだ

 カメラ周りのデザインはメインカメラを大きくし、その上下に超広角と望遠を並べる新しいデザイン。HUAWEI P60シリーズはこのデザインモチーフが共通で、ファーウェイはこれを2023年モデルの共通イメージとして今後も採用するようだ。HUAWEI P60 Artはカメラ台座がややカーブを描いたデザインになっている。本体カラーは基本がブルーとゴールドで、ロココパールも一部で販売予定。貝殻のようにも見えるデザインは1機種1機種パターンが異なるという。

2023年のファーウェイの新しいカメラデザインを採用

 OSはHarmonyOS 3.1。HUAWEI Mate X3同様HMSを搭載しており、アプリストア「HUAWEI AppGallery」から各種アプリケーションをインストール可能だ。

HUAWEI P60 Artの機種情報画面

 カメラは3つとも4000万画素クラスと高解像度であり、XMAGEプラットフォームによりシーンに最適な写真撮影が可能だ。デフォルトでは超広角、1倍、3.5倍、10倍の切り替えが可能で、ハイブリッドズームとなる10倍もかなり美しい絵が撮れた。なお、動画は8Kには対応せず4K 60fpsまでとなる。

HUAWEI P60 ArtのカメラUI

 HUAWEI P60 ProはHUAWEI P60 Artのスペックをやや抑えたモデル。とはいえカメラは4800万画素メインと4800万画素3.5倍望遠はHUAWEI P60 Artと同じで、超広角が1300万画素となる。バッテリーは4815mAhのリチウムイオンで急速充電はHUAWEI P60 Art同様に有線88W、無線50Wとなる。

HUAWEI P60 Pro。正面から見たデザインはP60 Artと変わらない

 背面を見るとカメラの台座は長方形となっており、HUAWEI P60 Artとはデザインイメージはだいぶ異なって見える。こちらもロココパールは機種ごとにデザインパターンが異なっている。重量は200gでP60 Artよりわずかに軽い。

HUAWEI P60 Proの背面。カメラ周りのデザインはHUAWEI P60 Artと異なる

 HUAWEI P60はシリーズの中でもベーシックなモデルで、メインカメラは4800万画素、超広角は1300万画素、望遠は1200万画素5倍となる。バッテリーは4815mAhで有線66W、無線50Wの急速充電に対応する。

ベーシックモデルとなるHUAWEI P60

 背面はサブカメラのレンズ形状を四角形としている点がHUAWEI P60 Proと異なっている。重量は197gだ。

HUAWEI P60の背面。サブカメラの形が異なる

 3機種の価格はHUAWEI P60 Artが8988元(約17万6000円)から、HUAWEI P60 Proが6988元(約13万7000円)から、HUAWEI P60が4488元(約8万8000円)から。こちらも中国で販売中で、グローバル展開は現時点では未定だ。

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