相性抜群のマウスパッドを使って
Aim Labでトレーニングをしよう!
Harpeを購入するのであれば、ぜひ一緒に手に入れてほしいのがマウスパッドの「ROG Hone Ace Aim Lab Edition」(以下、Hone)だ。Honeは508(W)×420(D)×3(H)mmというラージサイズの布製マウスパッド。底面部はPCデスクとしっかり密着するようにラバー素材が採用されており、表面側はやや固めの布を採用している。
表面には水や油、ホコリといったマウスパッドの汚れを弾くために、ミリタリーグレードのナノコーティングが施されており、手軽に清掃ができるだけでなく、表面の劣化を極力抑える仕様だという。
Harpeを用いてHoneを実際に使用してみたところ、ソールとの相性が良いのかマウスの動き出しがもたつくようなこともなく、なめらかな滑りと、止めたい時にビタッと止まってくれるいい塩梅の作りになっている。
そして注目したいのがマウスパッドの手前側だ。ここには1cmごとにラインが刻まれたメジャー柄になっているのだが、これがゲーマーにとって大きな意味合いを持つことになる。
というのも、FPSやTPSといった視点のゲームをプレイする時、ゲームごとに異なる感度設定に悩まされることが多い。例を挙げると、Aというゲームでの視点操作の感度を3で遊んでいても、Bというゲームで同じ3に設定したところ、Aのゲームよりも感度がやや高かったり低かったりとゲームごとに異なる場合がほとんどなのだ。
では、どうやって感度の設定をするかというと、多くのゲーマーがマウスをどれくらい動かせば180度(振り向き)の視点操作になるのかを基準として感度設定をしている。そこで役立つのがこのメジャー柄というわけだ。
エイムトレーニングソフト
Aim Labとのコラボレーション!
昨今ゲーマーの中で結構賑わいを見せているのが、FPSやTPSにおいて照準を合わせる"エイム"トレーニングソフトだ。少しずつこのトレーニングソフト市場が広がりを見せているのだが、その中で頭角を現しているのが「Aim Lab」だ。イロイロなゲームに合わせたトレーニングメニューが搭載されている優れもので、中にはプレイヤーにとって最適なマウス感度を見つけるためのメニューもある。
そんなAim Labだが、今回のHarpeとHoneは本ソフトとコラボレーションをしている。HarpeをPCに接続させた状態でAim Labを起動すると自動的にHarpeを認識し、専用のタスク(というかトレーニング)をクリアすることで自分の操作方法をソフト側が細かく解析。Harpeを使う上でのオススメの感度設定などをプレイヤーに提案するという結構すごい機能を有している。余談だが、たまに全然合わない設定を提案されることもあるので、何度か繰り返しタスクをこなして自分に合うものを探すといいだろう。
さらに、HoneでもAim Labと連携することでより効率のいいエイムトレーニングができる「Aim Lab X ROG 360 Task」機能も備わっている。こちらはAim Lab内の専用空間とHoneのメジャー柄を活用し、視点移動の角度とマウスを動かした距離を正確に数値化することでエイミングを最適化するものだ。
FPSやTPSといったジャンルでターゲットを攻撃する場合、いくつかのエイムするためのテクニックが存在する。その中でも重要視されている"トラッキング"と"フリック"だ。
トラッキングエイムは相手に照準を合わせたらビタ付けされているかのように離れないという非常に難しいテクニックだ。一見簡単そうに思えるかもしれないが、激しく動き回る対象を補足し続けるのは至難の技で、かなりマウス操作の技術が問われるエイム方法だと言える。
フリックエイムは一瞬で対象に照準を合わせて射撃するテクニックで、プレイヤー側がマウスをどれくらい動かすとターゲットの位置に照準を合わせられるかをマッスルメモリーに刻みつける必要があるため、こちらも習得が非常に難しい。
そこで、Aim Labのトレーニングにあるトラッキングとフリックに特化したメニューを重点的にコツコツとプレイすることで、少しずつ操作技術を習得していくことが可能になる。そうした際に、上記のAim Lab X ROG 360 Taskでマウスを動かす距離と視点移動の角度を確認しておくことで、より安定したエイムを身に付けられるようになる。
Aim Labでは、トレーニングメニューによっては終了後に自分の得意・不得意を分けて教えてくれるため、自分が注力すべき練習が何かを知ることもできる。もっとエイムテクを磨きたい! という人はHarpeとHoneを用いて練習してみてはどうだろうか?
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