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Netflixのテレビドラマ「1899」の映像制作に活躍するBlackmagic Designの技術

2023年02月02日 14時30分更新

 Blackmagic Designは2月1日、Netflixのテレビドラマ「1899」の映像制作にて同社の実写とバーチャルプロダクション技術を紹介する記事を掲載している。

 同社は、映画やポストプロダクション、放送業界に向けて世界最先端のビデオ編集製品など多彩な技術を開発している。Netflixの1899は19世紀の大西洋航路の旅客船を舞台に、心霊現象や悪夢のような経験が次々と起こり、乗客たちそして視聴者を謎が謎を呼ぶ恐怖の世界に引き込んでいくヒット作。

 作品の物語展開のニーズを満たすために「Volume」と呼ばれる巨大な270度の円形LEDウォールが、360度回転する舞台を囲むようにして設置。LEDにCGと事前に撮影した映像をリアルタイムで背景として映し出して、カメラビューにモーショントラッキングし、舞台上のライブアクションとミックスすることができる。

 さらに、物理的なセットと自然現象の効果やバーチャルの背景をブレンドさせる作業は特に複雑な作業だとしている。映像編集には、同社の編集・カラーコレクション・VFX・モーショングラフィックス・オーディオポストプロダクションをひとつのソフトウェアに融合したソリューション「DaVinci Resolve 18」を使用。さらにLEDからの光と照明のライティングを合わせる作業では「DaVinci Color Transform Language(DCTL)」、LEDのフリッカーを修正するにDaVinci Resolve Studioのプラグインが活躍したという。  

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