走り慣れているから油断した!?
最後は毎年走っている慣れたコースでのハプニングです。今回のラリージャパンでは、全日本ラリー新城でいつも使用しているコース「鬼久保」も採用されていました。ペースノートのスタートのページの上には、いつもそのSSの印象を書くのですが、このコースは「いつもの鬼久保」でした。ここは村田選手とも一緒に走っていますし、お互いに何回も経験しているSSです。
しかし、そんな走り慣れたコースの、走り慣れた1つ目のコーナーでまさかのスピン! これには「おぉ!」と驚きましたが、あとからほかのクルーにも話を聞くと、同じような状況になっていたマシンは多かったそうなのです。それは、どうやらRally1車両が走った後だから……のようでした。
世界最高峰のラリーカーになると、サスペンションをはじめ車両がケタ違いに高性能です。そのため、私たちのラリーカーが走ったら壊れてしまうような、別ラインを激しくインカットしたりします。そのインカットで掻き出された砂利や砂に乗ってスピンしてしまったようなのです。WRCだと、毎年走っている道でもこんな風になるんだと驚きました。
さて、スピン後は気を取り直して、リスタート。直線だったのでペースノートリーディングにも余裕があって、ギャラリーのお客さんに手を振っていました。すると、隣でも村田選手が笑いながら手を振っていてそれにもびっくり! この姿を見て「スピン後も落ち着いてるんだな」と感じ、その後はトラブルなく完走。ただ、マシンから降りて車体を見るとちょっとブツけてしまっていましたが……。208R2には申し訳ないけど、この程度で済んでよかったです。
今年もラリージャパンに参戦予定です!
今回はラリーの裏で起きていたハプニングなどお伝えしましたが、ラリージャパンには楽しい学びがたくさんあって、ラリージャパンでしかできない経験がたくさん経験できました。
先日やっとトロフィーが届いたのですが、やっぱり何度見てもそんなラリージャパンを完走できて本当にうれしいですね♪
2023年のラリージャパンも楽しめるよう、今年も引き続きがんばりますので、ぜひとも私たちウェルパインモータースポーツの応援をよろしくお願いいたします! あと……、今年も個人スポンサー募集もあるそうなので、そちらもよろしくお願いします!(詳しくは↓の公式サイトから!)
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