ヘルスケアとフィットネスはセンサーが活躍
スマホとの接続は、「HUAWEI Health」アプリをインストールして行います。iOSはApp Store、Androidはファーウェイのウェブサイトからダウンロードし、GT 3 ProをBluetoothでペアリングします。アプリの指示に従えば、難しくありません。
GT 3 Proは独自のHarmonyOSを搭載しています。リューズを一回押すとディスプレイの表示がオンになり、長押しで機能一覧が表示されます。上から下へのスライドで設定などが表示でき、下から上で通知の確認、右へのスライドで天気と音楽、左へのスライドでヘルスケアデータが確認できます。右下にあるボタンはワークアウトへのショートカットが設定されています。
GT3 Proの背面には、加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、光学式心拍センサー、気圧センサー、温度センサーが搭載されており、心拍数、血中酸素、睡眠、ストレス、体表温度が計測できます。
GT 3 Proを装着して就寝すると、自動で睡眠が計測されます。深い睡眠、レム睡眠といった睡眠の質が分析され、点数で評価されます。就寝時間が同じでもすっきり目覚められる日と眠気が取れない日があったのですが、すっきり目覚められた日は数値が高く、納得できる結果となりました。その他、ストレスのモニタリング、「Healthy Living」で設定したタスクリストで健康管理ができます。
ウォーキングやランニングなどのワークアウトは100種類以上に対応しています。GT 3 ProはIP68と5気圧の防水性能を備えているため、深度30mまでのフリーダイビングにも対応しています。ゴルフではスイングの速度やテンポも計測できます。ワークアウトなどに使う測位方式は、GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou/QZSSに対応しており、ウォーキングなどのルートを地図形式で記録できます。
私は屋外ウォーキングを計測してみました。お借りしている期間は天候が今ひとつだったので短い距離ですが、記録に残ることでモチベーションが上がりそうです。消費カロリーも表示されるため、ダイエットにも役立ちます。
スマホとの連携機能としては、スマホに来た通知、メールなどを手元で確認したり、スマホの音楽再生を操作できます。Bluetooth通話にも対応しており、スマホにかかってきた通話をGT 3 Proで受けて話せます。また、スマホのカメラのリモートシャッターとしても利用できます。
エレガントだけどタフなスマートウォッチ
GT 3 Proはとにかくデザインが秀逸で、おしゃれのアイテムとしての存在感が抜群です。気になるバッテリーも約一週間持ち、急速充電にも対応しています。外出時の手洗いや家事の最中に水が掛かっても防水なので問題はなく、むしろブレスレットごと水洗いできてすっきりします。電子決済には対応していませんが、これまでスマートウォッチで決済していない人なら特に気にならないでしょう。
エレガントモデルの市場想定価格は、7万6780円です。この美しさなら納得できる価格ですが、予算オーバーな場合はホワイトレザーバンドのクラシックモデル(5万4780円)も検討するといいかもしれません。
ラグジュアリー感とタフさを兼ね備えているGT 3 Pro エレガントモデル、ファッションに妥協したくない人におすすめのスマートウォッチです。
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