技術的なこだわりにも注目
反射の表現で暗くも華やかなパリを構築
さらに、Changkyu氏は世界観への技術的なこだわりとして「反射の表現」を挙げた。加えて、暗くもカラフルな環境を追求することで、暗いが華やかなでもあるパリを構築したのだという。
そのほか、電車の中やホテル、アンティークなどには、光の反射、屈折、散乱、吸収など物理現象としての光学現象の計測を行い、厳密な数式を用いてモデル化したレンダリング手法「PBR表現」を採用。これにより、フォトリアルな現実世界のような表現を実現している。
なお、本作には時間と天気の要素もあり、いつどこに探索にいってもさまざまな環境を経験できるとのことだ。
主人公のPは、美しさを象徴
キャラクターについて紹介
Changkyu氏は、本作に登場する人物たちについても紹介。主人公のPは、本作のテーマである“奇怪だけど、美しくならなければならない”を象徴するキャラクターにしたかったのだという。そこで、「奇妙な世の中を生きる美しい少年」をコンセプトとし、もともと青年だったPをより若くしたとのことだ。また、原作の登場人物をオマージュしたキャラクターも複数登場するのも、ポイントとなっている。
最後にChangkyu氏はファンアートを紹介。「完成していない作品のキャラクターでこれだけファンアートを書いていただけるというのは、とても光栄なことです。こういった期待に応えるために、発売日の最後の最後まで、最善を尽くしたいです」とコメントし、カンファレンスを締めくくった。
Lies of Pは2023年に発売予定。ソウルライクでピノッキオを題材とした作品ということで、キャラクターや時代背景、舞台について紹介があったが、まだまだ謎な部分は多い。これらに加えて、「嘘」システムや武器のカスタム要素などもあるので、どのようなプレイが楽しめて、どのようなストーリーになっていくのか、今から気になって仕方ない。
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