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5~20V範囲の電圧で強制給電するPDトリガーケーブルが自作できる基板

2022年10月27日 10時00分更新

 USB PD電源に接続し、所定の電圧を取り出すことができるUSB PDトリガー基板「PDT006」がShigezoneで販売中だ。中国WITRNの製品で、5~20Vの5種類の電圧に対応する基板がそれぞれ450円購入できる。

5V/9V/12V/15V/20Vの5種類から選び、該当の電圧で強制給電するケーブルを作れる小さな基板。運用は自己責任になるため、中上級者向けと言える

 USB AC充電器やモバイルバッテリーなど、USB PD2.0以上に対応した電源から所定の電圧を取り出すことができる中上級者向けの基板。USB PDのトリガーを偽装し、5V/9V/12V/15V/20Vいずれかの電圧を取り出すことが可能だ。これをもとにケーブルを自作することで、5種類いずれかの電圧で強制給電するUSB PDケーブルが出来上がる。

 基板はUSB Type-C(オス)コネクターと制御チップ、接点で構成。20V強制給電の20Vトリガーケーブルを自作する場合は、20V用基板を購入する必要がある。

外側からどの電圧かが判別できない点に注意。実際に機器に接続する前に、USB PDテスターなどで電圧値を確認しておきたい

 なお、ショップによれば「基板は外側から仕様が確認できないため、利用前に必ず出力電圧の実測確認をしてほしい。電圧違いによる機器破損はサポート対象外」とのこと。また、USB PDの規格上電流は5Aまで取り出すことが可能だが、使用電流値はユーザー側で管理する必要がある。

【取材協力】

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