【先行レビュー】新世代スタンダードiPad登場! 初の横置きを前提としたスタイル
慣れれば意外と違和感のないApple Pencilの充電
そう考えると、第1世代のApple Pencil対応とされた理由もなんとなく分かってくる。
Apple Pencilの第1世代は1万4800円だが、第2世代は1万9800円。5000円の差とはいえ、予算が限られていて、少しでも安く購入したい教育現場においては5000円の差は大きい。また、学校に備品としてApple Pencilが用意されている場合もあり、第2世代対応とするとそれらが無駄になってしまう。
大きく話題となった、USB-C - Apple Pencilアダプターも、実際に使ってみると意外と不自由はない。
以前からあるLightning - Apple Pencilアダプターよりだいぶサイズが大きいので、扱いやすく紛失のリスクは少ないように思える。今や普及したUSB-Cケーブルに繋げば充電できるのだから、お手軽だ。むしろ、本体に突き刺していた従来の方式の方が奇妙に思えてくる。
ちなみに、Lightning - Apple Pencilアダプターに、iPhoneなどに付属しているLightning - USB-Cケーブルを組み合わせても充電はできるが、ペアリングはできないので注意したい。USB-Cケーブルにはさまざまな仕様があるので、このあたり知見が蓄積されるまでは、慎重にチョイスした方が良さそうだ。
iPadOS 16の新機能も楽しみ
iPad(第10世代)にもiPadOSが導入されているが、こちらはステージマネージャ対応ではないので、使い勝手が大きく変わるわけではない。
それでも、いろいろ便利な新機能が追加されるのはうれしい。ビデオ映像からの日本語のLive Textやメール送信のスケジューリング、メッセージの取り消しなど、さまざまな機能が加わっている。iOS 16と同じ写真のキリヌキ機能が使えるので、学生さんのレポートにも便利に使えるに違いない。
また、今年中に追加されることになったフリーボードというコラボレーションアプリも便利そうだ。マルチタスク機能を使って、FaceTimeでミーティングしながら、フリーボードでブレインストーミング……というようなことが、このiPad 1台でできるのだから驚いてしまう。
そう考えると、横画面で使った時にカメラが中央上部に配されているという仕様も納得できる。
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