ガード下でも静かに「AirPods Pro(第2世代)」お高いのが難点だが秀逸(石川温)
9月23日に発売となるアップルのAirPods Pro(第2世代)を10日間ほど試用する機会を得た。
9月7日(日本時間)に開催されたアップルのスペシャルイベントを現地で取材し、タッチアンドトライで新製品を試した際、最も「早く使ってみたい」と感じていたのがAirPods Pro(第2世代)であった。
会場で装着した瞬間、アクティブノイズキャンセルの効き具合に驚いてしまったのだ。数百人のメディア関係者が取材しているなか、一瞬で静寂に包まれた感じがしたからだ。
実際にAirPods Pro(第2世代)を入手したものの、アクティブノイズキャンセルの効き具合をどのように記事に落とし込み、読者の皆さんに伝えればいいものか。いろいろ悩んだあげく、とりあえず街に出ることにした。
まず向かった先は近所のパチンコ屋だ。普段、パチンコはやらないので、入るだけで緊張してしまった。
パチンコ屋はとにかく台の効果音と玉の音で結構、うるさい。そこでAirPods Pro(第2世代)を装着し、アクティブノイズキャンセルをオンにしたところ、見事に静寂に包まれたのであった。
と、実体験を書いたものの、これではさっぱり読者のみなさんには伝わらないだろう。
そこで、ふと思い出したのがApple Watchだ。先週発売となったApple Watch Series 8を装着しているのだが、Apple Watchには以前から周辺の騒音を図る機能が備わっている。これでどれくらいの騒音が発生しているかを調べればいいのだった。
実際にパチンコ店で計測したところ、86デジベル前後の騒音であった。この状態でAirPods Pro(第2世代)を装着し、外部音の取り込みモードにしたところ、80デジベルに軽減された。
さらにAirPods Pro(第2世代)を指でつまみ、長押ししてアクティブノイズキャンセルをオンにしたところ、62デシベルまで下がったのだった。これだけ音量が下がれば、かなり快適だ。
パチンコをよくやる人は、AirPods Pro(第2世代)を購入して、アクティブノイズキャンセルをオンして耳をいたわって台に集中するべきだ。
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