一段と伸びやかに、力強さを増したサウンド
新しいAirPods ProのサウンドはiPhone 14 Pro Maxに接続して、Apple Musicの楽曲を聴きました。初代のAirPods Proも聴き比べのため用意しています。
第2世代のAirPods Proは、初代モデルで好評のウェルバランスなサウンドを継承しています。ただ、全体にサウンドのエネルギー感が増して、立体的な描写力が向上したと感じます。ボーカルやピアノがぐんと前に出て鮮やかに躍動します。音の芯にしなやかさが加わり、メロディを一段と伸びやかに響かせます。
ノイズキャンセリングの効果が高くなり、低音がとても聴きやすくなっています。アップテンポなロックやEDMを聴くと、ふくよかでスムーズな低音に包まれるような心地よさが満喫できました。大きな編成のジャズバンド、クラシックのオーケストラによる演奏は楽器の音の定位がとても力強く描かれ、横方向だけでなく、高さと奥行きにも限界を感じさせない音場の広がりを描きます。
静かなボーカルソロから始まる楽曲を聴くと、AirPod Proがノイズをしっかりとシャットアウトしてくれるので、冒頭から楽曲の世界に深く入り込むことができます。筆者はギターが好きなので、静かなボサノヴァの楽曲を電車に乗りながら聴いても、ボーカルとガットギターの繊細なニュアンスをリッチに引き出すAirPods Proのリスニング感にとても満足しました。
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