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サウンドマスター山内氏による高音質

デノン、10万円台で多機能・高音質なAVアンプ「AVR-X3800H」「AVR-X2800H」

2022年09月15日 11時00分更新

サウンドマスター監修のさらにハイレベルな音質

 両機種ともネットワーク再生機能「HEOS」に対応。各種ストリーミングサービスや192kHz/24bitのPCM、5.6MHzのDSDなどハイレゾ再生に対応。Bluetooth 4.2は受信だけでなく送信もできるので、ワイヤレスヘッドホンとの組み合わせも可能だ。Wi-Fi/Network/Bluetoothも個別にオン/オフ可能となった。Wi-Fiは5GHz/2.4GHz帯が使えるIEEE 802.11acに対応する。X3800Hの音場補正技術は「Audyssey MultiEQ XT32」が標準だが、「Dirac Live」の有償アップデートにも対応予定だ。

セットアップアシスタント画面。GUIもHD対応となった。

 音質面では、パーツメーカーとパワートランジスタの共同開発を実施。サウンドマスター山内氏のこだわりが、X1700Hから継続して反映されている箇所だという。DACセクション、電源回路、アナログ段、デジタル系など、要所要所でELNA製のオーディオグレードコンデンサーを取り入れている。プリアンプ、パワーアンプの基板パターンは太くし、カタログ値のchパワーの70%を5ch同時出力時でも保証。DACの出力段には高性能なオペアンプを追加している。

電源の迫力が目に入る。

電子ボリュームも当然カスタム

 X3800HはHDMI入力6系統のすべてが8K対応。ゾーンモニター出力も持つ。X2800Hは3系統のみが8K対応。バックパネルは2色刷りで見やすくした。スピーカー端子も横1列に並べ、接続しやすくした。GUIももちろんHD対応となっている。

X3800HはHDMI入力6系統のすべてが8K対応。2色刷りバックパネルが見やすい。

左上のヒートシンクは8Kのアップスケール映像回路を冷やすためのもの。X3800Hは6系統が8K対応するので2つある

 環境への取り組みとして、ネットワークスタンバイ時の消費電力を2W以下に低減(従来は3W以上)。エコモードもオートにすることで、流動的に消費電力を低減できる。

 X3800Hの本体サイズは幅434×奥行き389×高さ167mm(アンテナを除く)で、重量は12.5kg。X3800Hはアナログ音声入力×5、PHONO入力(MM)×1、光デジタル入力×2、同軸デジタル入力×2、11.4chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×1、USB(A端子)などを搭載する。

 X2800Hは奥行きが341mmとなり、重量も9.5kgに抑えられている。また、アナログ音声入力が4つに減り、同軸デジタル入力、プリアウト出力は省略されている。

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