【ベンチテスト】M2搭載「MacBook Air」日常用途ではファンレスの懸念は無用
すでに公開したM2チップ搭載のMacBook Airのレビュー記事「M2搭載MacBook Airは完全無音レベルで最薄、省電力を実現した新星」では、基本的なベンチマークテストとして、GeekbenchとCinebenchの結果をお伝えした。また、それに加えてYouTubeビデオの連続再生時間のテスト結果も示した。簡単に言えば、新MacBook Airのパフォーマンスは、やや先行して発売されたM2搭載のMacBook Pro 13インチモデルに、ほとんど引けを取らないものであることが分かった。
しかし、それだけでは新しいMacBook Airの性能を十分に評価できない部分もあったのも事実。そこで本稿では、日常的に使用するアプリケーションでの一定のタスクの実行時間や、「低電力モード」でのパフォーマンスも含めて、徹底的に評価していく。
パフォーマンスを比較するApple Silicon搭載3モデルのスペック
上記のレビュー記事で示したベンチマークテストでは、M1チップ搭載の前バージョンのMacBook Airと、もっともクラスが近いと思われるM2チップ搭載のMacBook Pro 13インチモデル、そして新しいM2搭載MacBook Airの計3機種を比較した。今回も、同じ3機種でパフォーマンスを比較することにする。
なお、M1チップ搭載のMacBook Proシリーズながら、より上位クラスの14、および16インチモデルのパフォーマンスについては、M2搭載13インチMacBook Proのベンチマークテスト記事で取り上げているので、そちらを参考にしていただきたい。その記事で取り上げているテスト条件は、今回示すものとまったく同一なので、必要に応じて比較して欲しい。
念のため、今回のテストに登場する3機種の、主要スペックを以下にまとめて示す。
・2020年型M1搭載MacBook Air 13インチモデル
M1 8コアCPU/7コアGPU/8GBメモリ
・2022年型M2搭載MacBook Pro 13インチモデル
M2 8コアCPU/10コアGPU/16GBメモリ
・2022年型M2搭載MacBook Air 13インチモデル
M2 8コアCPU/10コアGPU/16GBメモリ
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