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エレキギターをコンセプトに開発、ピエゾドライバーも搭載したハイブリッド型イヤホン

日本限定100台、FAudioの7周年記念モデル「Mezzo」発売

2022年07月22日 16時00分更新

帯域分割とフルレンジ再生を混ぜて使用、低域の音響室も新規開発

 Mezzoは「Ture Crossover Technology」(T.C.T)とTriple Built-in Acoustic Chamber(T.B.A.C)という2つの特許技術を搭載。T.C.Tはフルレンジのバランスド・アーマチュア型ドライバーを通して周波数帯域のクロスオーバーポイントを補正。位相変化や歪なくスムーズに各周波数帯域をつなげられる技術。周波数全体の線形性と滑らかさ、コヒーレンス(整った位相)を維持できるという。T.B.A.Cはダイナミックドライバー用に設計した三層構造のアコースティックチャンバー。空気の流れを整え、周波数特性の乱れをなくし、エネルギー効率を向上させられるという。MezzoはMajor用のドライバーを採用しているが、ここも新規開発している。

 緑と黒を織り込んだシェルは、有名なエナジードリンクからインスピレーションを得たもので、Limited Editionの文字とシリアルナンバーが刻印されている。ダブルレイヤーピエゾドライバーは耳に近いほど音質が良くなるため、装着感と装着位置にもこだわったという。シェルは職人の手で1台ずつ研磨した手の込んだものだ。

グリーンの印象的なデザイン

4.4mm端子を採用している。

 付属の「Tone Master Shield」は専用アップグレードケーブルで、プラグは4.4mmのバランス駆動用端子。日本製のUPOCCクリスタル銅導体に銀メッキを施した導体を撚り合わせている。各芯線の外層に純銀シールドを施し、対電磁場能力を高め、酸化を軽減できる医療グレードのソフトPVC ジャケットを採用。最高級のHi-Fiオーディオ用はんだを用い、専門の技術者の手ではんだ付けしている。Mezzoの内部配線も信号伝達のロスを減らすため、同じはんだを使用している。CNCメタルパーツを採用し、音質、機能、快適性、イヤホンデザインとの統一感なども考えているという。

 Mezzoの周波数特性は12Hzから60kHz。インピーダンスは20Ω。感度は108dB(1mW)。イヤホン端子はカスタム2pin。キャリングケースに加え、イヤーチップ(FA Vocal+3サイズ、FA Instrument+3サイズ、FA Foam)が付属する。店頭での展示は明日から開始する。

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