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トライデントコンピュータ専門学校が3年連続で採用した新入生向けのMSIゲーミングノートPC 「GF63」シリーズは、コストパフォーマンスの高さが決め手

2022年08月23日 11時30分更新

文● 藤原達矢(アバンギャルド) 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

学校法人河合塾学園トライデントコンピュータ専門学校 ゲームサイエンス学科常勤講師 松井宏平さん

質問1:GF63シリーズの導入前に感じていた課題や導入に至った背景を教えてください

松井:本校のゲームサイエンス学科では、入学時に一人一台PCを支給しています。授業やゲーム制作をスムーズに進められるようにするためですが、最近はゲームエンジンや3Dソフトなどの進化に伴い要求スペックも上がり、ゲーム制作に必要なUnityやMayaがうまく動かず苦労している学生が散見されました。

 単体であれば動かすことはできますが、学生が2重でアプリを立ち上げたり、少し並行作業をしたりすると、あっという間にアプリが固まったり落ちてしまうこともあります。授業でも1年前期の基礎的なことを教えている段階では問題ありませんが、後期や2年生と難易度が上がっていくにつれて、スペック不足が目立つようになりました。

 3年生になってゲームエンジンのUnreal Engineを使うようになってからは、スペックが足りないことも多発したので、卒業まで安心して使えるように2020年度から支給するPCを今一度見直すことにしました。

ゲーム開発に要求されるスペックは年々上がっているという

質問2:GF63シリーズを選んだ決め手を教えてください

松井:支給するPCを選ぶ際には、各メーカーに要件を相談して見積もりを出してもらっています。ゲームサイエンス学科では、Unreal Engineを学ぶため、それをスムーズに動かせるだけのスペックは最低限必要でした。その点を踏まえて、2020年度に支給するPC選定ではMSIさんを含めて複数社に見積もりを取ったところ、非常にコストパフォーマンスの高いモデルを出していただきました。

 私たちが求めるスペックを満たしていることはもちろんですが、学校運営を考えると価格も重要なポイントです。CPUやメモリなどの仕様を見ても、同じ構成で他社と比べて1段2段安いモデルが出てきたので、導入を決めさせていただきました。実際にサンプル機を借りて色々なアプリを動かしてみても「あっ軽いな」と直感的に感じましたし、サクサク動くことに感動したのを覚えています。また、本体重量も軽いので、学生が学校と自宅の往復で毎日持ち歩いても苦になりません。それらをトータルで考えて、一番クオリティの高いモデルを出していただきました。

 また、ゲーム業界を目指す学生はPCにも詳しいので、その分野で知名度が高いMSIさんのマシンを導入することで、入学を検討する学生への訴求材料になることも大きなポイントです。実際に、CPUやメモリなどの具体的なスペックは詳しくなくても、MSIという名前を聞いて「あっ」となる学生もいました。ゲーミングPCらしいデザインで、LEDライトによってキーボードが光るのも、学生のテンションを上げてくれると思います。

本体重量は1.86kgで15.6型のゲーミングPCとしては十分な軽さ。ACアダプターも120Wとしては非常にコンパクトで、持ち運びも現実的なサイズに収まっている

質問3:導入後の成果や手応えはいかがでしょう?

松井:支給したGF63シリーズを使っている学生の様子を見ていて、一番違いを実感したのは、生産性が上がっていることです。マシンのスペックが上がっているので、手を止めず作業に没頭できるようになりました。例えば、以前は放課後に自習をしていると、リソースを割かれる出力作業のときには、他の作業ができず一息ついている学生を多く見かけました。並行して他のアプリを動かせるようになってからは、制作に投入できる時間が増えましたね。余計なことに気を回さずに済むと、生徒のやる気やモチベーションも変わってきます。

 授業でも今のカリキュラムでは、1年生の後期からUnreal Engineを触っていますが、問題なく動かせています。2019年以前に入学した学生は、他メーカーのマシンを使っていましたが、卒業制作ではPCのスペックが足りないケースが多発し、一時的にMSIさんのマシンを貸し出したこともありました。今でも、MSIさんのマシンで大抵のことはできてしまうため、3年生がゲーム制作で利用するハイスペックなデスクトップPCを揃えた教室の使用頻度も下がっています。ノートPC一台で完結すれば、どこでも作業ができますし、データ管理も楽になります。

 また、MSIさんのマシンは2020年度から導入して今年で3年目になりますが、サポートもこまめにしていただいています。入学して最初にPCを配付するときには、MSIさんの担当者も同席して、保証の説明や初期不良の対応などをしていただきました。また、専用サポートチームの方に一日来校していただき、学生が使っていて気になる部分を相談したり、SSDやバッテリーなどの予防修理をしていただいたりする場も定期的に設けています。学生の中には、使い方が荒い子もいたり、面倒くさがって修理に出さない子もいたりしますが、学校に行けばその場でチェックしてもらえます。導入しっぱなしになるのではなく、卒業まで安心して使えることも重要なポイントです。

光るキーボードやロゴなどゲーミングPCらしいデザインも学生には重要な訴求ポイントになる

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