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自動車業界のゲームチェンジャー!? 三菱から軽EVが爆誕!

2022年05月22日 15時00分更新

従来モデルと大きく違う運転席まわり

 大きく異なるのは運転席まわり。シフトレバーはスティック型へと変更。また、パーキングブレーキスイッチの近くには、アクセルペダル操作だけで加減速コントロールができるイノベーティブペダルオペレーションモード(いわゆるワンペダル動作)のスイッチと、三菱自動車としては初となる、駐車位置を自動で検出し、ハンドル支援等を行なう駐停車支援機能「マイパイロット パーキング」のスイッチが設けられました。

 「マイパイロット パーキング」を使ってみたところ、ボタンを押している間、アクセルもハンドルも操作せずにクルマが動くことに驚くとともに「軽自動車にもこういう機能が付く時代になったのか」と感慨に浸った次第。

 これらスイッチにより、ドライブモードセレクターやオートブレーキホールド機能などのボタンは運転席右側へ移設。ちなみにドライブモードはECO、NOMAL、SPORTの3モードが選択できます。

 ガソリン車同様に運転支援も充実。アダプティブクルーズコントロールにハンドル支援を加えた「マイパイロット」を搭載しています。高速道路における長時間巡行や渋滞時に大きな力を発揮すること間違いナシです

 そんなeK クロス EVのグレードは標準装備の「G」のほか、SOSコールと9型ナビゲーション(Android Auto、Apple CarPlay対応)を標準装備した上級グレードの「P」の2種類を設定。価格はGが239万8000円、Pが293万2600円で、どちらも補助金が最大55万円ありますので、実質購入価格はGが184万8000円、Pが238万2600円になるわけです。

 カラー展開は2トーン5色、モノトーン5色の10色展開。写真はミストブルーパールにカッパーメタリックの2トーンのモデルになります。従来のガソリン仕様車もですが、eKシリーズはカラバリ展開が多く、自分好みの1台がつくれるクルマです。

世界初のリチウムイオン二次電池を用いたEV車であるi-MiEV

アウトランダーPHEVとeK クロス EV

 三菱自動車は2009年6月、現代では当たり前となったリチウムイオン二次電池を用いた電気自動車を世界で初めて販売したほか、「充電できるハイブリッド」であるPHEV(プラグインハイブリッド)も、早い段階から市場導入するなど、自動車の電動化に対して積極的な企業です。そんな三菱の軽EVは、購入面でハードルの高かった電気自動車をグッと身近なものにする存在です。

 また地方では近年、ガソリンスタンドが減少しており、自宅で充電できるEV車は、毎日の足としてうれしいのでは? 軽自動車の市場シェアを一気に変えるゲームチェンジャーになりうるeK クロス EV、多いに注目です!

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