ゼロから作るカスタマイズからの脱却へ
RUN the Xで提供するのは、顧客接点の効率化を行う「エンゲージ」、会計や人事管理、不動産管理などの「マネージ」、ストアシステムやATMなどのフロントでの「オペレート」であり、これをエコシステムとして提供していくことになる。
「お客様の成長を支援する革新的な製品やテクノロジー、サービスを提供し、効率性を実現し、それを、エコシステムを活用しながら、シンプルで、速く、安く、柔軟に提供していくことになる。ここに、RUN the Xの提供価値がある」とする。
RUN the Xでは、ビジネス展開も大きく変革させることになる。
現場の要求実現だけでなく、トップによる経営戦略の実現を重視。現行プロセスの改善から、グローバルに持つベストプラクティスによる改革およびBPRを行うなど、「改善」から「改革」へと支援のフェーズを変化させる。また、自社レベルでの最適化に留まらず、ベストプラクティスにより、一気にワールドクラスのレベルへとステッアップしたり、数年に一度のシステム刷新という考え方から、アジャイルの手法を用いて、常に最新のシステムに更新するDX推進するために必須となる考え方も採用する。
「日本NCR自らも、ゼロから作るカスタムメイドの提案を止めて、いまあるものにできるだけあわせるフィット&ギャップの提案や、システムエンジニアによる提案ではなく、コンサルタントとしての提案を行うこと、ワンタイムでの進化ではなく、常に更新するサブスクリプションでの提供体制へと移行する」と述べる。
グローバルの知見を活用し、長年に渡る多くの導入実績で培ってきたナレッジをベストプラクティスとしてプロダクトに凝縮し、同時にエコシステムに展開していくほか、サービスの提供方法は、as s Serviceとして、ハードウェアやソフトウェア、サービスを組み合わせ、エンゲージ、マネージ、オペレートを網羅したエンド・トゥ・エンドで提供する。また、欧米のトップ企業における成功体験を日本の顧客に紹介。ベストプラクティスをベースにしたコンサルティングを行っていくアプローチを行うという。
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