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Hondaの最新ロードスポーツ「CBR400R」と「CBR250RR」を比較! どっちが乗りやすい?

2022年03月19日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

CBR400Rは安定感があって乗りやすい

CBR250Rを走らせる唯さん

 まずはCBR250RRで練習。倒すことなく、エンストすることなく走らせることができて、スタッフはひと安心。続いてHonda本社近くの外苑周回路をグルグル。最初はクラッチを使っての変速動作をしてもらい、次にCBR250RRのオプションであるクイックシフターを使っての走行をしてもらいました。

クイックシフター

 「クラッチレバーを握らないで変速できるのって、とてもラクでいいですね! シフトダウンした際に回転数を合わせてバンバン音が出るのが楽しい!」と、ブリッピングしながらのシフトダウンにハマった様子。この機能はCBR400Rにはありません。

CBR400Rを走らせる唯さん

停車中の唯さん

 ということでCBR400Rにチェンジ。唯さんを後ろから見て偉いなぁと思うのは、停止時に右足でリアブレーキのペダルを踏んでいること。慣れてくると両足でペタっとしがちなんですよね。そして慣れてきたのか、徐々に様になってきたような。

 「なんとなくですが、CBR400Rの方が安定感ある感じがします。あとあまりアクセルを捻らなくても発進するような。でも扱いやすいのはCBR250RRですね。それはきっと軽いからかな。運転もしやすいし、車体幅が狭いのもイイですね」。ということは、CBR400RよりCBR250RRの方が好みなのかな? と思いきや……。

CBR400Rのマフラー

 「2台で最も違うと感じたのは音と振動ですね。CBR250RRの方が甲高くて音が大きいですし、振動も結構伝わってきます。一方、CBR400RはCBR250RRと比べて低めで、振動も少ない印象です」と五感の伝わり方を重視されている模様。その上で「買うならCBR400Rかな。見た目が好みですし、音と振動が気に入りました」というわけで、扱いやすさよりも見た目とサウンド重視でCBR400Rを選択するというではありませんか。扱いにくいとしても好きなバイクに乗るのが一番ですからね。

 「クルマはライトウェイトスポーツが好きですけれど、バイクは大きい方が好みかもしれません。まだ2台しか乗ったことがないですけれど」というわけで、大型自動二輪免許を取得するしかないんじゃないの? と思ったスタッフ一同。またレインボーモータースクール和光に行きますか?(笑)

CBR400Rに乗って、さっさと帰ろうとする唯さん

 「排気量が150cc違うだけで、こんなに差があるんですね」と不思議そうに2台を見る唯さん。そして「バイクに乗ることが、こんなに寒いとは思いませんでした。夏は滅茶苦茶暑かったし。この乗り物は、バイクじゃなくて「倍苦」ですよ。想像を超えて辛かったです。でも久しぶりに乗車できて楽しかった! バイク欲しいなぁ」というと、暖かい紅茶で冷え切った体を温めながら、電車で帰路に向かいました。

【まとめ】CBR400Rは優等生だがツマラナイわけではない

 取り残されたCBR250RR乗りの不肖は、ひとりCBR400Rと比較を始めてみました。街中を走ってみて両車の違いを一言で言い表すなら「ヤンチャなCBR250RR、優等生のCBR400R」といったところ。と書いてしまうと「CBR250RRはマトモじゃないのか!?」「CBR400Rはツマラナイのか!?」と思われるかもしれませんが、どちらもマトモで面白いバイクです。個人的には所有者ということもありCBR250RRを推したいところですが、CBR400Rの素直な性格も魅力的。

CBR400RにはHonda Ignition security systemを搭載する

 あとCBR400RにはHonda Ignition security systemというイモビライザーが標準搭載されていますが、CBR250RRには用意されていません(オプション設定あり)。出先でチェーンをかけられない時などに、イモビライザーがあると安心できます。ですのでバイクの性格も含めて遠出のツーリングをするならCBR400Rがイイんだろうなと思いましたし、街乗りがメインならCBR250RRの方がイイかなと。CBR250RRで高速道路を巡航すると、6速8000回転を維持しつづけないといけなくて、結構大変なんですよ。やっぱりバイクは倍苦と書きますね。

交差点で停まる唯さん

 ということで、CBR400Rが気に入った唯さん。次は何に乗りましょうか? 今度は暖かくなってから取材をしましょう。

■関連サイト

モデル紹介――新 唯(あらた ゆい)

 10月5日栃木県生まれ。ファッションモデルとしての活動のほか、マルチタレントを目指し演技を勉強中。また2022年はSUPER GTに参戦するModulo Nakajima Racingのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」として、グリッドに華を添える。

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